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第6話 ページ13

冷房以外に防ぎようがない恐怖の猛暑がやってくる夏。
小暑の頃✕雨という最悪のタッグの中、今日も今日とて任務をこなす。

飛び降りの名所である大橋に棲みついた呪霊ちゃんを祓う為その辺をプラプラしていると、「ポコンッ」とスマホの着信音が鳴った。
今日はスケジュールがみっちり詰まっていた為コインロッカーなどに荷物を預けることができなかったのだ。

ロック画面を確認すると伊地知君からだった。

内容は〈西東京市の英集少年院運動場上空にて受胎確認。特級に相当する呪霊になると推測されますが、1年生3人が派遣されることが急遽決定致しました〉というものだった。

『・・・あ?』

あまりにも違和感しか感じないメッセージに思わず素が出てしまいそうになる(・・・・・・・・・・・・)
いけないいけない、と自身を宥めつつ再度メッセージに視線を落とす。

『推測とはいえ特級に1年生3人を派遣?いつもなら私に無茶振りふってくるのに?』

ふと悟君が言っていた言葉を思い出す。
悠仁君は本来秘匿死刑のはずだったけど、無理を通して縁起してもらったって言ってたな。
けどそれで上層部全員が納得しているはずがない。
悟君が面倒だからその場では了承したけど、任務を利用して体良く悠仁くんを殺そうって算段かな?

はえ〜・・・賢しいんだよね、やり方が。

《こぉぉこでとびぃぉりても大丈夫ですかかァァぁあ?》

《ぁいつにつきぉとされたぁああ!》

どうしようかなと考えている間に祓う予定だった呪霊が湧いてくる。
2級呪霊ちゃんと聞いていたが、上層部は例に漏れず誤情報を流してきたらしい。
どう見ても1級だ、この子達。

『私、まだ溺死はしたことないけど(・・・・・・・・・・・・・)、水の中で死ぬってきっと苦しくて寒くて暗くて怖いだろうね、うんうん。でも君達を愛でる時間は無いんだよね』

だから、ごめんね。

彼らを一瞥し持っていた錫杖を振るう。
すると呪霊ちゃん達はサァッと砂のように消えていった。

『さてさて、西東京市ね。車で超特急で向かっても1時間前後。どう行こうかな』

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みー(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» はわわ・・・ありがとうございます!!じゅじゅ夢小説初出しなのでめちゃくちゃ嬉しいです!不定期更新ですが頑張ります!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 雪マカロンさん» 初コメありがとうございます^^*夢主イラスト載せようか迷ってたんですけど、嬉しいです!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - だ い す き です!!!!!!更新頑張ってください! (2021年2月27日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!イラストとても、お上手ですね! (2021年2月27日 12時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みー | 作成日時:2021年2月27日 1時

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