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悲しみはいつも突然に ページ4
「みんなー、準備できたー?出発しちゃうよー!」
4月1日。
わたしたちは園長先生が運転するバスに乗って遊園地へと向かった。
車内では、小学生たちがわあわあ楽しそうにはしゃいでいる。
ついついわたしも浮かれて一緒にはしゃいでしまう。
話題は遊園地に着いたら何をするかで持ちきりだった。
「もうすぐ着くよ〜 みんな、降りる準備しててね〜」
そう、園長先生が声をかけた、次の瞬間。
地面とタイヤが擦れる嫌な音がして
体には、どすん、と鈍い衝撃。
視界がやけに広く開けた。
その広く開けた視界には横転した大型のトラックと、
1秒前のカラフルな世界とは打って変わった、赤い、赤い世界が、広がっていた。
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作者名:ぬらりひょん | 作成日時:2016年2月20日 22時