□. 6 ページ8
.
『 お邪魔します 』
「 そこら辺に座って待ってて下さい、紅茶を出しますから 」
今日は夢野さんの家に遊びに来た
椅子に座り持ってきたクッキーを広げると夢野さんが紅茶を持ってきてくれた
「 さてと .. 最近乱数とはどうです?」
実は夢野さんは私が乱数くんに好意を抱いているのを知っている
『 どうも何も .. いつも通り可愛いですよ 』
「 んん .. 小生は何か進展があったかと聞いたのですが 」
『 進展って .. あるわけないじゃないですか 』
付き合ってる訳でもないんだし、と笑うとそうですかと微笑みながら言う夢野さん
「 白崎さんは乱数のどこをお好きに?」
『 そうですね .. 全部好きですけど、具体的に言うと女の子に気配りできたり、周りをちゃんと見ることが出来る所、とかですかね 』
乱数くんは本当に周りの事を見ている
私が前髪を数ミリ切っただけで気付かれた時は本当にびっくりした
『 夢野さんは気になる人居たりしないんですか?』
「 いないこともないですけど、」
『 えっ初耳です .. その人のどんなところが気になっているんです?』
「 .. 可愛くて、小生がお話をすると楽しそうに聞いていてくれて、笑顔がとても素敵で、とても惹かれるところが多い方なんですよ 」
『 めっちゃ素敵な人じゃないですか!う〜〜益々どんな方なのか気になる.. 』
「 今、小生の目の前に居る方ですよ 」
『 .. え?』
目の前って私?
そんなことを思い数秒、時が止まったような気がした
「 嘘ですよ 」
『 .. び、吃驚したじゃないですか!』
「 すみませんね 」
そう言うと空になったマグカップをさげに夢野さんは席を立った
「 .. ま、嘘なんですけどね 」
そんな事を呟いてるなんて私は知る由もない 。
.
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←□. 5
80人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ