感情 ,■ 中島敦 ページ3
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鈍くて 、 気づいてくれない 。
この感情をどんな言葉で表せばいいか 、 検討もつきやしない 。
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「 ちょッと買い出し行きます 。 乱歩さんのお使い咎 、 あるので 」
「 あッ 、 少しだけ待ッて下さい 」
簡単な支度と共に社を出ようとした私を引き止めたのは 、 最近……二週間前くらいに入ッて来た敦くんだッた 。
初めて会ッたのは 、彼の異能の姿だッた 。
人虎と言われて院を追い出され 、 一人途方に暮れて歩いていたとか 。
私が知らない内に入社試験何かもあッたらしい。
彼の笑顔が相当 、 ずっと 、 印象に残ッている 。
忘れられなくッて 、 胸が締まるような感覚がした 。
「 お待たせしました 。 行きましょうか 」
「 有難うね 。 買い出しくらい一人でも行けるのに 」
「 あはは 、 一人は流石に危ないじゃあないですか 。 それに着いていけと太宰さんからの命令ですし 」
「 そッか 。 」
買い物袋をお互い抱えながら 、 少し橙に染まる空の下を歩く 。
……社を出た時なんかは真ッ青だッたのに 。
ここ最近は 、 すぐに時間が経つのだ 。
「 ねェ 、 少しだけ遊ばない ? 」
「 遊ぶッて …… なにでですか ? 」
「 期限は 、 三十分くらい 。
私の言う気持ちの言葉 、 教えてくれたら敦くんの勝ち 、 ね ? 」
不思議そうに敦くんは 、 此方を見た 。
__ あのね 、 胸が締まるみたいになッて 、 笑顔がまた見たいんだッて思うの 。 これ、どんな感情 、 なの ?
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作者本人があまり理解できていない節が……
こんにちは 、 合作の相方を担当します 、 テルと申します 。 普段は別界隈の方で生きております 。
今回は文豪lストレイlドッグス初挑戦の為至らぬ点は多く見られると思いますが 、 温かい目で見て頂きたい 。
これから慣れていきたいです 。どうかよろしくお願いします 。
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