No.0460-シロ-4/S ページ29
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「よーし!
そうと決まれば、この壁はやく壊しちゃおう!
沙伽羅、力借りるね!」
彼の中に潜む＜鬼＞の名を呼びながら、その拳にか力込める。
そして………
「おりゃあああ!!!!」
渾身の一撃により、ガラスか砕け割れる音と共に、彼女を閉じ込めていたバリケードは破られた。
「へぇ………すごいや………」
シロも、彼の力を目の当たりにし、呆気に取られていた。
「シロ!!!!来い!!!!」
俺は、ようやく君に手を伸ばせた。
「うん!!!!ショウ!!!!」
シロは、ようやく俺の手を掴んだ。
俺は、彼女を助けることが出来たんだ。
シロは、出会ってから1番輝いた笑顔を向けてくれた。
「ありがとう、相葉くん…。
相葉くんいなかったら、俺シロを助けられなかった…」
「ボクからも礼を言うよ。
出てくれてありがとう」
「どういたしまして!」
………だが、こうして喜んでいられる時間も、わずかなものだった。
突然サイレンが鳴り響き、空間は赤いライトが点滅されていた。
『Nn.0460脱走。No.0460脱走。
直ちに捕縛せよ。
抵抗した場合は処分せよ。
繰り返す……』
「やばい、来るよ……!」
「大丈夫、ボクに任せて。
ショウ、ボクの手をしっかり掴んでてね!
お前、適合者ならついてこれるよね!?
＿＿＿＿超スピードで逃げるよ!!!!」
「は!?え!?」
「りょーかい!!!!」
シロは俺の手を握りしめ、全速力で走り出した。
いやいやこれ時速いくつよ。
まさに風を切って走る、とはこのことで。
息が出来なかった。
けれど、俺手を握りながら走っている彼女は、とても楽しそうな顔をしていた。
だがここで俺は、1つの疑問に達した。
「ってか、どこ行くの!!?」
俺の問いかけに、シロはますます笑顔を浮かべた。
「ボクをショウの側にいさせるよう、アイツに言いに行く!!」
彼女はそう言うと、さらにスピードを上げ、この空間を風のように駆け抜けていく。
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しのぶ(改)(プロフ) - 唯苳さん» コメントありがとうございます！お褒めに預かり光栄でございます！夜分ではありますが、更新致しましたので、お時間ある時にぜひ読んで頂ければ幸いです。これからも精進して参りますので、どうかよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年5月5日 0時) (
レス) id: 3f40e942ad (このIDを非表示/違反報告)
唯苳 - あまりにも面白かったので一気読みしてしまいました！続き楽しみにしてます+(0ﾟ・∀・)+ (2018年5月4日 10時) (レス) id: c5df0cdbc9 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ(プロフ) - 美唯さん» コメントありがとうございます。とても励みになりました。更新致しましたので、またお読みいただけたらと思います！ (2017年6月9日 2時) (レス) id: a1166eb5da (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き読みたいです (2017年5月29日 18時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ(プロフ) - まなぱん*anさん» まなぱんさん、お久しぶりです！コメント出来ずすみませんでした(´；ω；｀)やっとそろいましたよ〜！やっとスタートラインに立ったって感じですかね。笑 これからも彼らの物語を見守ってやってください！ (2016年5月27日 23時) (レス) id: a1166eb5da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しのぶ(改) | 作成日時：2015年12月31日 16時
