地獄の釜は既に開いている…… ページ1
流石にいつも明るい私でも怒る時は怒る。
今回のお話は、私と白目の仲違いのお話。
きっかけになったのは私がある所から盗ん……(´ρ`*)コホンコホン。拝借した団子を白目が食べてしまったのだ!
すっごい苦労したのにそれはないよね!?
そんでもって殴り合いの大喧嘩が勃発しちゃって今に至るわけ。もう白目とは口も聞いてない。どう考えたって白目が悪いもんフンッ(。-`へ´-。)
凄腕))まだ喧嘩してんのか…
A))白目が悪いので( ˙-˙ )
あのなぁ… と半ば呆れた様子で私を見る凄腕さんには悪いが、こちとら団子を食べられたから
凄腕))あれは俺の団子だ!って白目は言ってたぞ?しかも領収書まで突き出して来たが?
A))Σ(=ω=;)ギク…いや、それなら奴の給料から考えて団子はもう少し少な
凄腕))あれはお前ら全員の労いも兼ねて俺が金を渡して団子を買ってきて貰ったんだが?
いつの間にか私は凄腕さんに対して正座へと変わっていた。しかも見えるのは床と自ら滴り落ちる汗だけ…ここまで来れば勘のいい皆さんはお気づきだろう?
そう…私が盗んだ団子はまさに白目が凄腕さんのお使いで買ったもの。どうせ配るなら私が独占しようと企み、盗んだ。
だが、それは白目も同じ考えだったらしく盗んだ矢先に白目が素早く団子を平らげたのだ。
正にこれが真相。
凄腕))さぁそろそろ行くか…(*´▽`*)?
A))何処へ…((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタ?
私の服を引っ張り引きずっていく凄腕さんに私はほんの僅かな希望を乗せて聞き返した
凄腕))俺の部屋だ。次いでに白目もそこにいるから先ずは仲直りしてから…
ガララ と凄腕さんが自分の部屋を開けると白目が同じくガクブル状態で正座していた。
目が合い頷く
A))白目…ゴメンな…
白目))いや、俺こそ悪かったよ…だから
これで仲直りしよう。と笑い、手を取り合う私達。
次の瞬間には部屋の脱出を図り逃走へと移行する。
正に息のあった行動。これが真の友情と言うものである。そう。例え
白目))Aが囮になれよ!
A))お前が適任だ!いつもの様にビービー泣いてりゃ凄腕さんも許してくれるよ!
相手を蹴落として自分は助かろうとするのも新しい友情として世に轟く事であろう。何故かそんな自信がある。って!そんな事よりも今は逃げ優先!
凄腕))さぁ〜ていつ気付くかな?
お互いを蹴落とす勢いで殴り合いしている2人の体にはロープが巻き付かれ、それを俺が握っているのに気付くのは?
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おかき | 作成日時:2018年8月12日 1時