サボりが生き甲斐ドクササコ短編集

呪いのゲームに貴方も参加しませんか？ ページ29

皆んなは 呪いの双六 って知ってる？何と止まったマスが現実の世界で起こりゴールにたどり着くまで終わらないと言うんだ
…えっ？そんなのある訳ないって？それがあったんだよー！
そう…あれは凄腕さんと白目と万寿烏さんと土寿烏さんと長期の任務に出かけその帰り道の話だ


白目))まさか急に降って来るなんて思っても居ませんでしたよねー

凄腕))山の天気は変わりやすいと言うが…まさかここ迄とはな

俺も修行が足りないな… そう言って苦笑いを浮かべる凄腕さんに同意する様に万寿烏さんと土寿烏さんの2人も頷き合うのを見ながらドンヨリと黒ずみ時々ビカビカ光る空と激しい豪雨に私達は近くの廃寺に駆け込み雨宿りをする事になったのだが…

A))暇だぁー

濡れてる服を乾かし代わりに廃寺にあった服を借りて居る私はその場の床に倒れ込みながら叫ぶ

土寿烏))確かになー

凄腕))この雨だと明日の昼までかかりそうだからな

ハァー と大の大人が溜息を吐いて止まない雨を眺めて居たら見た目は大人！頭脳は子供！！その名もドス部下ならぬ白目がボードゲームを持って来た。
…勿論この時点で皆んな気づいてるよね？
そう。これが全ての始まりなのだ

白目))只今戻りましたぁー

A))おかえりー！

万寿烏))何持ってんだ？お前

白目))トイレがてら暇つぶしの道具はないか探してみたら双六を見つけて来ましたぁ(*≧∀≦*)！

得意げに皆んなにボードゲームを見せながら 一緒にやりましょう！ と提案する白目そして まぁ暇だから… と言う理由でそれにのる私達。

悪魔))やぁ皆さんこんにちは(*^^*)

駒も順番もさっさっと決めてさぁ始めるぞ。って時に仰々しく現れたのは仮面を被ったタキシード姿の男。男は自分の事を悪魔だと名乗ると口元をグニャリと歪めて笑って見せた

白目))なっなんだよ？！

気味悪く笑うその悪魔に白目は引き気味に聞き凄腕さんと万寿烏さんと土寿烏さんは戦闘モード。因みに私は バン！ とハエたたきの要領でその悪魔を叩き潰した。いや、だって気持ち悪かったし…

白目))お前…ある意味スゲェな(^_^;)

A))残念ながら薬品が雨で濡れて下手に使うとこの辺一帯焼け野原になりそうで使えないんだもん…

凄腕))つまりそれ程危険な薬品を持ち歩いてた訳だな？えっ？この歩く最終兵器！！

A))えっ…やだ凄腕さん…そんなに褒められると照れる////

一同))褒めてない！

えー！褒め言葉だよね？！これは！

悪魔))…へー最終兵器か。良い響きだね。それ

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