サボりが生き甲斐ドクササコ短編集

白雪姫www 6 ページ17

何だかさっきから寒気が異常にするのだが…風邪でもひいたのだろうか？夢なのに…

白目))すっごうでさーん！まだっすかー？

尊奈門))火の準備整いました

陣左))網と鍋の用意も万全です

凄腕))おう。今狩ってくるからもう少しだけ待ってろ

どっかの馬鹿な包帯だらけであろう母親(？)に命を狙われる俺は元の身長より遥かに小さくなってしまった白目達の住処だと言うところに住まわせて貰っている
勿論タダでは無い。小さくなってしまった体のせいで獣を狩れなったと言う此奴らの代わりに獣を狩り食料として提供していると言うわけだ。さて…

凄腕))彼奴にするか

辺りを散策しながらキョロキョロ見渡すと泉の近くに猪が1匹水を飲んで居たので仕留めにかかる

ドン！

山本から貰った銃を使い一撃で仕留めた後は獲物をロープに括り付け白目達の元へと運び彼奴らが裁いて調理するのを待つのが最近の日課だ

凄腕))おう。戻ったぞ

陣左))お待ちしておりました

白目))おー今回は猪だぁ〜！牡丹鍋にしようぜ！

尊奈門))じゃあ山菜でも取ってこい。その間に私達が捌いてやるから

ズルズルと猪を引きずりながら家へと戻るといつもの様に待ち構えて居た白目達が猪を捌きにかかる

凄腕))じゃあ俺は家の中に居るから後は宜しく頼む

後の事を奴等に任せ俺は1人家の中に入ってのんびりとくつろいで居で居た時だ

トントン

ん？何か誰かドアを叩いてるな…誰だ？高坂と諸泉は猪の調理(血が出て汚れるので離れた所で)してるし白目は山菜とりいってるから違う

凄腕))誰だ？

老婆))私はか弱い物売りでございます。 リンゴはお一つ如何？

ギィとドアを開けて見てみれば確かに腰の曲がった年寄りが立って居た。だが怪しい…何故こんな森の中をしかも老婆が1人で来る必要がある？て言うか

凄腕))お前…雑渡だろ

老婆))…何を仰いますやら…私はか弱い

凄腕))包帯見えてんぞ

俺が指差したのはリンゴを持った腕とフードを深く被った奥の顔の方だ。ビローンと情けない程に包帯が垂れている。どうやら解けてしまったらしいのだが…

老婆))あーー！

凄腕))ん？

雑渡と思われる老婆がいきなりあらぬ方向を指差し叫んだ。反射的にそっちを向くが何も無い

凄腕))なん…(シャク)

再び振り向いた俺が老婆に向き直りながら口を開けると老婆が突き出していたリンゴを噛んだらし い ？ お か し … 目が ま わ …

白雪姫www 7→←白雪姫www 5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す