サボりが生き甲斐ドクササコ短編集

白雪姫www 3 ページ14

皆さんこんにちは。山本 陣内です。この間は組頭が突然変な事を言いだして誠に申し訳ありませんね(^_^;)
さて、今私は白雪姫になっている凄腕忍者の元へと来ております。何故って？それは…

凄腕))ほぉーまさかお前まで夢の中に居るとは思わなかった

最初の方で私を見た凄腕忍者の反応はまぁ…凄まじいこと(何せ奇声をあげましたからね)この上無かったのですがそんな事なかった用な言い回し…全く組頭にも見習ってほしいものです

凄腕))んで？お前は俺に何の用だ？

陣内))簡単な事です

ジロリと睨むその眼を見つめ私はにっこりと微笑んで見せた

陣内))貴方の暗殺です

城の庭でアフタヌーンティーをゆっくりと楽しんでいるのは私と凄腕忍者だけ。近くには私の銃が一丁。凄腕忍者には武器すらない。これで勝てない筈が無い

凄腕))ふーん

まるで人ごとのように紅茶を優雅に飲む凄腕忍者は今もスキしか見せてない。まるで私が撃たないと思ってるかの用な仕草だ

陣内))逃げないんですか？

凄腕))逃げるさ

カップから口を離し近くにあったティーポットを持つと 要るか？ と聞いて来たので私が首を振ると そうか と言ってポットを離した

ガシャーン！

地面に叩きつけられポットが粉々に割れ私の注意が其方に向いた一瞬のスキに凄腕忍者は消えていた

陣内))流石…

思わず感嘆の溜息が零れ落ちながらも凄腕忍者を捕まえんと追いかける。もしこれが組頭なら「じゃあ鬼ごっこだね！陣内が勝ったら仕事してあげる」とか言って私が「分かりました。じゃあ私が捕まえたら地下に投獄しますね」

陣内))…までがお約束なのに

凄腕))お前…苦労してんだな

ほれ といつの間にか側に来ていた凄腕忍者が私にハンカチを渡してくれる。どうやら気がつかない間に泣いていたらしい

陣内))ありがとうございます

有り難く頂戴し凄腕忍者を見るも邪魔臭いドレスを着た状態で森までかけたのに息一つ乱してない…流石だ

凄腕))俺を本当に殺すのか？

陣内))まさか(*^^*)

凄腕))だろうな。もし本当に俺を殺すならお茶など飲まずに殺れば良いだけだしな

そう言ってニカツと笑う凄腕忍者に私も笑い返すとコッソリと凄腕忍者に耳打ちする

陣内))では。私はこれで

凄腕))おう

片手を挙げて返事をしてくれる凄腕忍者にペコリと挨拶をして私は城へと戻る。手には組頭のお土産を持っておりそれを渡した直後私は夢から帰る事が出来た。目の前には仕事の資料の山々が…組頭では無いが覚めたく無かったな…(^_^;)

白雪姫www 4→←白雪姫www 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す