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「あー、なるほど!ありがとう、センラさん」
「いーえ」
なんて声が聞こえて、志麻さんが歩き出したのか足音が聞こえ、盛大に肩を跳ねさせてしまった。
「Aちゃーん」
『っ!』
もっと遠くで足音は聞こえたはずなのに、声はもう真後ろに迫っていた。体が硬直した。
「あれ、全然進んでないやん。やらへんの?」
『…』
あなた達のせいで進まないんだ!どっか行け!
なんて、言えたらどんなに楽か。
震える手を必死に動かした。そのせいで何回もミスしてはやり直している。
「そういや、傷は塞がったみたいやな?よかったわ〜。あのままポッカリ、なんて見た目悪いもんな」
(傷が塞がった…?見た目が悪い…?)
その言葉を理解するのに数秒かかった。
彼の息遣いと肩の痛み
(そっ、か…噛まれたん、だっけ)
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しらす - 坂田船の人になら殺されてもいい←←← (2019年3月24日 12時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - クエン酸さん» それなら良かったです( ; _ ; )わざわざありがとうございます<(_ _*)> (2019年1月1日 21時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
クエン酸(プロフ) - 楽しく読んでます!続編楽しみです (2018年12月31日 20時) (レス) id: c355edbb67 (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます…!!更新頑張ります! (2018年11月29日 16時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます!この作品とても好きです! (2018年11月28日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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