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セ「いや志麻くん何言うてくれてんの!?
かわいいとこ写真に収めてるだけやんか!」
『自白するなド阿呆!もうお兄ちゃんなんか…!』
う「なんか?」
『…き、きら、い!』
セ「えええええ!!!き、嫌われた…」
端でメソメソして、the不幸オーラ漂わせる兄。
うぅ…
志「思ってもないこと言っちゃあかんやろ?
嫌いじゃないくせに」
『っ…し、志麻兄諭さんとって!』
言ってしまった手前謝りづらければ、
足元すくわれそうで無理に否定出来ない。
坂「みっちゃん。今のはさすがに…」
『や、やって…お兄ちゃんが…』
う「センラも謝れよ。自業自得だろ?
どんな相手でも無許可にそれは嫌だって」
セ「…すみませんでした」
う「Aちゃんも」
『…ごめんなさい』
そう言えば、
よく言った!と言いながらさかたんがわしゃわしゃと頭を撫でてくる。
子供じゃないって言いたい所だけど、
今のはさすがに子供っぽかったかなと思って、
言うのをやめて大人しく撫でられた。
う「はい!これで仲直りね。本題戻るよ!」
とうらたんは手を叩いて、空気を変える。
志「はい、じゃあ、A。今年の目標は!」
『えっ、えぇ…これほんとに言うん…?』
坂「当たり前やんか!何なん?」
『んー…』
(今年の、目標…)
『…あるけど、言わない』
セ「えー。それじゃ意味ないやん!」
坂「みっちゃん教えて〜!」
『や、やだ!』
志「まぁ、なんとなく予想つくけどな〜」
『に、ニヤニヤしないで志麻兄!!』
(うぅ…何も言ってないのになんでこんな恥ずかしいの…)
今の私の顔はきっと真っ赤。
絶対に言えるわけないじゃん。
う「Aちゃん」
こそっと小さな声でうらたさんに声をかけられる。
『は、はいっ』
う「秘密にするから教えて…?」
首を傾げて笑わないでくださいうらたんかわいい。
そんな推しに逆らえるわけもなく…
『み、耳。貸してくださぃ…』
う「ん」
そう言って少し腰を曲げて、高さを合わせてくれる。
『絶対、誰にも言わないでくださいね…?』
うらたさんがそれに頷いたのを見て、私は言った。
『─────』
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沖瀬アオ(プロフ) - 三國おと♪さん» それ思って私も書いてます← なかなか更新出来てませんが、頑張ります!ありがとうございます(*´˘`*) (2018年12月30日 16時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - センラさんがお兄ちゃんに欲しかったよ・・・・・・わかる人いるかな?頑張ってください! (2018年12月28日 23時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - こち@東風さん» ありがとうございます!!頑張ります(b・ω・)b (2018年8月21日 14時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
こち@東風 - 続々編おめでとうございます!これからも無理のないように更新頑張ってください! (2018年8月21日 11時) (レス) id: 0d8135d24d (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - 澪凍さん» ありがとうございます!(*´˘`*)頑張って更新していきます! (2018年8月21日 9時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
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