君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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翌週、金曜日

『やっと終わったぁ…！』

金曜日の最後の授業が終わった。

あとは部活やって帰るのみ。

そして、あと2日でセンラさんに会える。

(はぁ…早く2日経たないかな。というか、今すぐ帰りたいいい)


SHR

｢───。挨拶したら日向と山田、石川は来いよ。じゃあ終わり｣

(げっ…)

さようなら、と挨拶して荷物を整理する。

｢おい日向ー｣

再び先生に呼ばれて、先生の元に向かう。

『何ですか？』


─────────


長い先生との話が終わり、教室を出る。

(何もあんなに言わなくてもいいのに。だいたい今日のだって…)

うるさく怒ってきた先生にイライラしながら部室を覗くと、誰もいなかった。

(今日は少し話があるとか言ってたけど、もう終わっちゃったか…担任話長すぎ。それに、誰か声かけてくれても良かったのに)

HR教室と部室は同じ階で近い。なんなら、帰り道に寄っていけるレベル。私は担任と友達に不満を抱きながら帰ろうとする。

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