君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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｢もう6時やなぁ｣

そう言われてもうそろそろ帰らなければならない事に気づく。

『え、もう？…泉さんといたら時間過ぎるの早く感じますね。まだ帰りたくないなぁ』

｢俺も帰したくないけど、遅いと心配されるやろうし帰ろ？｣

『えー』

｢わがまま言わないの！来週も会えるんやから｣


(らい、しゅう…？)


『来週の日曜日…？』

｢うん｣

なんか引っかかる気がする。日曜…来週？


『…待って、私が無理かもしれないです…』

｢え｣

『なんか、友達に無理やり連れてかれる…』

｢何があったのw｣

『とりあえず、友達と予定があるので、無理そうです…』

てことはまた2週間センラさんと会えないことになる。いやだぁああああ！！！

｢そっか｣


『別の日…とか、空いてないですよね？』

｢ごめんなぁ、平日は遅いし、土曜は予定入ってるわ｣

『ですよね…じゃあ、また２週間後ですね』

｢せやね｣

(２週間か…長いなぁ……センラさんは平気なんだろうな)

その後センラさんに家まで送ってもらった。






ガチャ

『…ただいま』

父｢あ、おかえり。晩ご飯は？｣

『食べてきた。ちょっと寄っただけだから』

父｢ふーん…じゃあ、準備できたら言って｣

『ん』

リビングでそうお父さんと会話して、部屋に行く。

『…はぁ』

誰もいない部屋で1人ため息をつく。

CDやら写真やらが置いてある自分の部屋で、誰に言うわけでもなく呟いた。

『…嫌だな。全部なくなってしまえばいいのに…』

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