☆ ページ23
.
今日ご飯行こっか、と優しくわたしを誘ってくれたこちくんと一緒に撮影後、個室の居酒屋に入った。
高「…で、今どんな感じ？」
『正直…びっくり、が大きくて』
高「でもさ、大我って結構分かりやすくない？(笑)」
『だからって自惚れたりしないよ…ましてや四六時中一緒にいるメンバーだよ？』
高「そりゃそうだけどね、、」
『どうしたら…良いのかな。いつかは答えを出さないといけないでしょ？』
高「…そうだね。平野のこともあるし」
『…やっぱり紫耀くんのことはみんな知ってるよね、、(笑)』
高「事務所内だけじゃなくて業界内ですっごい噂だからな(笑)」
わたしが話しやすいようにとニコニコ笑って空気を良くしてくれるこちくんは、本当に気が利く人なんだなあと思う。
きっとモテるんだろうな。
…きょもくんだって紫耀くんだってきっと同じなのに、それなのにどうしてわたしなんだろう。
わたしなんて…みんなに釣り合うような人間じゃないし、どこを好きになってくれたのかが全く分からない。
そしてこの二人だけじゃなくて、わたしにはふかさんとのこともある。
ふかさんとの関係は、、これから先誰にも言うつもりはないからこそ、今誰かに相談出来ない。
相手がSixTONESのメンバーなら尚更。
だって、経緯を話したら優しいみんなはわたしたちが別れたのが「俺たちのせいで」って思っちゃうかもしれないから。
わたしは自分のためにアイドルでいることを選んだんだもん。
高「Aはさ…あんまり考えすぎない方が良いよ」
『そんなの…無理だよ』
高「はは(笑)そうだよね(笑)」
『今だってきょもくんに話しかけられるたびにオドオドしちゃうし、』
高「Aは優しいから、そうやって考え込んじゃうんだよね。」
『優しいなんて、』
高「ゆっくりで良いんだよ。Aのペースで気持ちを整理して答えを見つけていけば」
『でも…恋愛なんてわたしには、』
高「俺はね？A」
『ん？』
高「Aには幸せになって欲しいんだよ」
『…わたし、今も幸せだよ？』
こちくんに返事をすれば、少しだけ切なそうな顔をして笑った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1714人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らる(プロフ) - ちゆさん» コメントありがとうございます！これからも活躍していくヒロインを見守っていただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします！ (2021年3月6日 9時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆ(プロフ) - シリーズ1から一気に読ませて頂きました。 だんだんとSNSでの批判が活躍によって減っていく様子が嬉しくなってしまいます。 続きが楽しみです！ (2021年3月5日 20時) (レス) id: b86545d249 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - あやめるさん» いつもコメントくださりありがとうございます！ここから年末にかけてシノちゃんにはたくさん頑張ってもらう予定ですので…楽しみにしていてください！ (2021年2月24日 0時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 名無し43196号さん» コメントありがとうございます！また恋と弾丸のお話差し込みたいと思います！少々お待ちください〜！ (2021年2月24日 0時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月22日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らる
| 作成日時：2021年2月20日 0時
