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『……まあ、落ち着きなよ』
自販機で買ったホットミルクティーを差し出す。
「……そこは傘じゃねェの」
『…無理言うなよ。傘一本しか持ってないし。それに君もうずぶ濡れじゃん、今更変わんないって』
そう言いながら隣のブランコに腰掛ける。帰ろうか迷ったが、何処か捨て猫のようで放って置けなかった。
「俺にとって、"あの人"が全てだった…。カッケェって思ったのも、憧れたのも、ついて行こうって決めたのも……全部、あの人が初めてだった」
雨音に掻き消されてしまいそうな声。
その音を聞き逃さぬよう、耳に意識を集中させる。
「"お前が壱番隊の灯を消すのか"なんて言われても、どうしたら良いかわかんねェよ…ッ
壱番隊の隊長はあの人じゃなきゃ駄目だ…!」
……壱番隊…、隊長…。
この少年も東卍の人間なのだろうか。
『(……あ、思い出した)』
あの時の抗争で、場地くんの側にいた金髪の少年だ。
…とすると、彼の言う"あの人"って。
「何で、俺のこと置いてったんスか…
……場地さん…ッ」
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❄Snow moon🌙 - たまっちのwwぷちぷちおみせっちってwwwたまごっちwwwwこれは笑うww (2021年12月15日 15時) (レス) @page25 id: 844d47e37e (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - たまごっちのぷちぷちおみせっちwwwww (2021年10月24日 11時) (レス) @page25 id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
柊楓(プロフ) - 43 −ヨミ−さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!引き続きこの作品をよろしくお願いします^^ (2021年10月16日 13時) (レス) id: 1c621d8fd5 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - コメント失礼致します(*ˊˋ*) 夢主の設定や物語の展開がとても魅力的で、最初の方から読ませて頂いていました。 続編おめでとうございます、更新何時もお疲れ様です(´˘`*) (2021年10月16日 6時) (レス) @page50 id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
柊楓(プロフ) - 夢花さん» はい!かっこいいですよね^^ (2021年10月15日 20時) (レス) id: 1c621d8fd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊楓 | 作成日時:2021年9月10日 2時