X1ハウスへ、ようこそ！ (ページ15)

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13日目ページ15

深呼吸で息を整えてからウンサンに声をかける。
『ウンサン？おはよう、もう朝だよ。』
と試しに揺らしてみた。
すると、んーっと言いながらぼんやり目を開ける。

「あれー？ヒョンジュンじゃなくてAだぁ。ふふふ、Aおはよう。」

なんて、朝から爽やかな笑顔で言うもんだからこれだからイケメンは！って思ってしまう。
それに朝だからか少し辿々しくて可愛い。

ウンサンに癒されたところで、隣の部屋に移動する。

コンコン
『スンヨニオッパー？起きてくださーい！入りますよー！』
と中に入らせてもらう。

『起きてくださーい！！スンヨニオッパー！！』
中に入って5分が経過した。
揺らしても大声を出しても起きてくれない。

かくなる上は...と思い布団を剥ぎ取る。
すると、上裸でスヤスヤ寝ているスンヨニオッパがいる。
これまた見てはいけないものを見た気がして、布団をそっと元の場所に戻す。

うぅぅー、としゃがみ込んで悶えていると後ろから
「Aどうしたの？」と声が聞こえてバッと後ろを振り向くと
「おはよ。」なんて優しい声をかけてくる。

『お、おはようございます...。
もしかして、起きてました？』

「せいかーい♡
Aがどんな反応するか見たくて♡」

とにっこりしながらいいのけた。
ナンテコッタ...、と思いながらスンヨニオッパの顔をじーっと見つめる。

「な、なに？」
と声をかけられてもじーーーっと見つめ続ける。

『スンヨニオッパって目が切れ長でセクシーな感じなのに声が高めで優しいですよね。
そういう人好きですよ。』
雰囲気がすごく私のアッパに似ているんだもん！
スンヨニアッパって呼ばせてもらおうかなー？なんて考えながら、

『早くリビングに行って朝食食べてきてくださいね！』
と言い残し隣の部屋に移動する。

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‐ｽﾝﾖﾝside‐
Aちゃんは反応が面白ろそうだから、少し振り回そーうっと！なんて考えていたのに...

「やっべ、逆に俺が振り回されてどーすんの...」

Aちゃんが出て行った部屋で1人、虚しく呟いた。
恥ずかしがり屋そうだったから完全に油断してた。
好きだなんて、当の本人は全然意識してないみたいだったけど...。

「かわいー、破壊力すごいわ、はぁ...」

顔が熱いのが分かる。
俺は熱が覚めてからリビングに向かった。