検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:725,729 hit

43話 ページ3

「ジークンドーの師匠兼友人。以上」

「友人兼腐れ縁。以上」

「いや、さっぱり分からん」

秀一さんと一緒に一言で関係性を伝えれば、公安の皆さんから満場一致ってわからんと言われた。そりゃそうだろうな。
しかし嘘は言ってない上に、それ以外説明しようがないものだからどうしたものだろうか。

「てか高校の時から赤井と知り合いって…ま、まさか、恋人同士だったとか…?」

緑川が何故か青ざめながら言ったその発言で、公安の空気も青ざめる。
降谷に至っては何故かボールペンを破壊した。しかしそれには全員見ないフリをした。私も怖いので見ないフリにした。

「誰が。こんな小娘に手を出すほど俺は飢えてないぞ」

「私もこんなオッサン相手にするの嫌です」

「表でろA」

「いいですよオッサン」

「ストップストップ!!喧嘩はやめような!!」

今にも殴り合いしそうな私と秀一さんの間に緑川が仲裁に入る。
向こうの軽口も相変わらずで、私自身も久しぶりにこんな軽口叩けたのかと驚いた。

「てかA、ジークンドー習ってたのか」

「うん。と言っても習い始めたのは秀一さんがFBIに入ってからだけど。それまではフィンガージャブとか諸々」

「それお前がやったら一番怖いやつ」

「だから警察学校時代は封印してたでしょ」

ありとあらゆる武道を叩きこまれたのは殆ど秀一さんの影響だ。
お陰で警察学校時代では優秀な成績は収められていたし、そう言う点では頼りになる師匠である。私には口悪いけれど。

「……てかA、赤井にはすげえ口悪いのな。初めて見たわ…」

「あーこんな軽口叩き合うの秀一さんくらいだし、というか喧嘩吹っかけてくる秀一さんが悪い」

「挑発に乗るお前が悪い」

「腹立つ」

互いの頬を抓りながらも、秀一さんは割と手加減していくれている。私は割と本気だけど。
降谷は怖いからさておき、その光景を見ていた緑川は苦笑いを浮かべていた。

「……めっちゃ仲良いなお前ら…」

誰が、と声をハモらせれば、そういうところだよと緑川に突っ込まれた。

44話→←42話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (452 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
918人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゅん(プロフ) - 番外編みたいです(;_;)パスワード知りたいです( ; ; ) (2021年3月7日 14時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
闇月 - イラストが最高で思わず保存したいと思ってしまいました! (2019年9月25日 19時) (レス) id: ceaacc411b (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - なんかもう理想すぎるストーリーが見つかってまだまだこれから頑張れる。ありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2018年4月28日 12時) (レス) id: 6434e4011a (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 蒼衣さん» こんにちは!いきなりごめんなさい…。用件は下の私のコメントと同じです。よかったら見てみてください! (2018年4月22日 22時) (レス) id: 8f71bf94c7 (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 湊叶さん» こんにちは。突然すみません!パスワードなんですが、作者さんの作品一覧のページのコメントを見ると書いてありますよ!脇から失礼しました! (2018年4月22日 22時) (レス) id: 8f71bf94c7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年10月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。