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・中也視点
羅生門を撫でたり遊んでいるAの事は芥川に任せて、何やら神妙な顔をしている近寄って何事かと訊く。
「………森さんの記憶はあるんだよね、あの子」
「あん？何だ拗ねてんのか？」
「そういうのじゃなくて、ほら、マフィアでもAみたいに若返った構成員が居るんでしょ？」
「あー、一昨日辺りにな。赤ん坊だったり、Aみたいに餓鬼の姿だったりと様々だ。攻撃を受けた訳で無いみたいだから、傷一つ無い。」
「攻撃では無いのなら精神干渉や時間干渉の類だろう。攻撃もせずに姿も記憶も退行出来るなら余計な争いはせずに済むからね。」
太宰が触れても何も無かったから、慥かに異能の類ではなさそうだ。
だが、異能でも無いのに人間の記憶から姿まで干渉するとは一体何者なのだろう。
「この手の話は異能特務課に聞いた方が早そうだね。マフィアにも被害が出てるのなら、特務課にも届いてるでしょ」
「あ？教授眼鏡か？つっても異能じゃねえんだろ？」
「私が触れた事で異能では無いと証明されたけれど、流石の特務課も其処まではまだ把握してないだろう。新たな異能として調べている可能性はアリだ。
まあ異能で無いにしても、こんなトンデモ案件、特務課位しか引き受けられないだろう」
「まァそうだな。其れは其方に任せた。」
羅生門と遊ぶAはああして見ると、慥かに年相応の子供だ。
こんな事態に巻き込まれた事に関しては御愁傷様と云う他無いが、何時も忙しそうにしている彼奴が、子供の姿になった事で楽しそうであるのなら、少しは良いのかも知れない。
「うふふ、其れにしても可愛いねえ、A。でも羅生門と普通に遊べる神経はやっぱりAだよね」
「……まァな。普通の餓鬼は多分泣くかちびるわ」
「でも子供姿という事は！今から私が育てたら私の事パパと呼んでもらえるかもしれない！」
「何手前餓鬼相手に、それもA相手に邪な事考えてンだ！！こんな奴が親とか可哀想だろ！」
矢張り太宰は太宰なので、碌な事は考えて居なかった。
何故か父性…否、母性？に目覚めている太宰は親権を強奪しようと算段し始めているので、こんな奴が仮に親になってしまったら余りにもAが可哀想過ぎるので、太宰を殺すか、俺が最悪親になろうと誓った。
「りゅうさん、あの二人ケンカしてるけど、いいの？」
「放っておけ。如何せ貴様の親権が如何とかで争っているのだろう」
××××××
やつがれ正解。
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遥@携帯の調子悪くて返信遅れます(プロフ) - コメント一括にて失礼します。最近携帯の調子悪いので…皆様お待たせしました。次の話でとりあえずは彼の話は一旦終わりとなります。最後まで書き切りますので、それまで見てくださると嬉しいです。 (2019年10月13日 20時) (
レス) id: 5776c56060 (このIDを非表示/違反報告)
至恩(プロフ) - お久しぶりです！わーい更新だー！って通知見て思いました！ (2019年10月13日 7時) (レス) id: 77907255a2 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の死神(プロフ) - わわ…！更新待ってました！これからも頑張って下さい！ (2019年10月13日 1時) (レス) id: eb1a5cc196 (このIDを非表示/違反報告)
或 - どストライクで大好きな作品です！応援してます！！ (2019年9月27日 13時) (レス) id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
フェルト - すごく大好きです！頑張ってください！ (2019年9月26日 18時) (レス) id: 00cb91440a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2019年2月15日 19時
