11話 ページ12
解剖が終わり皆が移動した四階オフィス
三澄「地下にシャワーあるよ」
久部「そこまでは」
三澄「匂いって
どんなにガードしても付くんだよね」
久部「…これ誰が?」
彼のデスクには一本の水の入った
ペットボトルと小さなメモがあった
そこには『飲みなよ、スッキリする』
と綺麗な文字で書かれていた
態々買って来たであろうキンキンに冷えた
それからは真嶋の不器用な優しさが伝わってきた
───────────────────────
研究フロアに居た
真嶋と東海林がオフィスに戻ってきた
真嶋「クレアチニンの数値出たよ
通常の三倍、急性腎不全で間違いなし」
三澄「問題は何故、急性腎不全を起こしたのか」
久部「さっき毒物かもって言ってましたけど
警察も毒物検査はしてるんですよね?」
三澄「簡易検査では数種類の薬毒物しか
分からないけど、解剖して取り出した
肝臓を調べれば200種類の薬毒物が調べられる」
久部「へえ」
東海林「久部君って
医学部のくせに何も知らないよね」
久部「法医学…は取ってないんで」
東海林「バイトとはいえよく採用されたな」
三澄「あの時給で応募してきたの、久部君一人」
東海林「ハッハッハッそうだった」
久部「そうなんですか!?」
三澄「これを機に法医学者目指さない?」
久部「法医学って死んだ人のための学問でしょ
生きてる人を治す臨床医の方がまだ…」
真嶋「違うよ、法医学は未来のための仕事」
久部「未来のための仕事?」
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はな(プロフ) - M!uさん» 応援ありがとうございます、更新頑張りたいと思います。 (2018年2月24日 19時) (レス) id: 033897b810 (このIDを非表示/違反報告)
M!u(プロフ) - はなさん» そうなんですね、了解です!更新がんばってください! (2018年2月24日 18時) (レス) id: f7d91c7f3a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - M!uさん» 丁寧な説明ありがとうございます、ですがこの作品はどうしても主人公の名前を真嶋マコトにしたかった事から固定とさせて頂きました事をご了承下さい。 (2018年2月24日 18時) (レス) id: 033897b810 (このIDを非表示/違反報告)
M!u(プロフ) - (名前)ってやったら名前だけ変換できますよ (2018年2月24日 18時) (レス) id: f7d91c7f3a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 、さん» 全く気づいておらず、ご指摘してくださってありがとうございます。 (2018年2月2日 14時) (レス) id: 033897b810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はな | 作成日時:2018年2月2日 9時