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うん…?なんだか周りが騒がしい…

「……落ちつ…にじゃ!………」
「…………どんな………なこと……」
「……Aちゃ……なんで…………」

ん…?今呼ばれた気がする…うぅ、頭が痛い……そういえば飲みすぎたんだっけ……?

そんなことをぼんやりと考えながら目を開けると、そこにあったのはいつもと違う天井。そして…

「あ…にじゃ、さん…?!」

そこには昨日写真で見た通りの、大人になった初恋の人。

兄「あ、起きた」
弟「あ、A!ごめん、お前昨日酔って起きなかったから連れて帰ってきた」
お「え、ちょ、どういうこと?Aちゃんと弟者くんはどういう関係?」

続けて弟者と、なぜかおついち先輩の姿が目に入る。

「え、なにこれ…夢?」

突然のことに戸惑ってしまう。

兄「いや夢じゃねぇから。ってかいつまで俺のベッドで寝てるつもりだ?」
「…?!」

あ、兄者さんのベッド?!
急いでベッドから出た私は、説明を求めようと弟者を見る。

弟「とりあえずシャワー浴びてきな?後でちゃんと説明するから」

シャワーはあっち、とまだフラフラする私の体を支えながら弟者は私を浴室まで案内してくれた。

--------
[兄者side]

兄「んで、どういうことだ弟者。あれお前の彼女か?なんかおっつんとも知り合いみたいだが」
弟「えっと、覚えてないかな?Aだよ、高校の時仲良くて家にもよく来てた…」

A?…ってあのAか?
弟者の同級生で、可愛くて、俺が好きだった…あの?

兄「いや、美人になりすぎだろ…寝顔見ただけじゃ気づかねぇって」
弟「そう!昔から可愛かったけどめちゃくちゃ美人になってて俺もびっくりした!いや、昨日さ、A飲み過ぎたみたいで送ろうと思っても家の場所言わなくて。とりあえず連れ帰ってきたけど一緒に寝るわけにもいかないから兄者のベッドに寝かせてたの。ごめんね」
兄「なんだ、そういうことか…」

まさかの再会に驚いたが、もう1つ気になったことを聞く。

兄「んで、おっつんとAはどういう関係?」
お「ああ、Aちゃんは会社の後輩だよ。彼女が入社した頃からずっと仲良しなの」
弟「へー、すっごい偶然だね」

俺たちはそれからAが戻ってくるまで彼女の話をしていた。

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スネゾカペ - 完結((´;ω;`))とってもいいお話でした...!苺さんの新作まってます(書ける時間があればの話ですが...) (2018年8月7日 9時) (レス) id: 0af73918fb (このIDを非表示/違反報告)
苺。(プロフ) - スネゾカペさん» ありがとうございます( ´ω` )/本編は終わりましたが、また別のお話でもよろしくお願い致します! (2018年8月7日 1時) (レス) id: bced30bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
スネゾカペ - 更新楽しみにしてます(^ ^) (2018年8月6日 1時) (レス) id: 0af73918fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:苺。 | 作成日時:2018年7月9日 8時

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