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[弟者side]
今俺は高校の同窓会に来ている。1番会いたかった妹のような親友のAに会えて、最後に話したのが卒業式であるとは思えないくらいの楽しい時間を過ごした。
あの頃は兄者に惚れていたAだが、今はどうなんだろう。俺とおついちさんがサプライズで開催した兄者の誕生日パーティーの写真を見せて喜んでもらおうとしたのだが、嬉しそうな、でもどこか悲しげな顔をして別のテーブルに移動していった。
俺も男友達と飲もう、と仲良かった友達の元で飲むことに。
男友1「おい弟者、お前がさっき喋ってたのって白井さんだよな？」
弟「ん？ああ、そうだけど」
男友1「くぅ、羨ましいなお前は！昔から白井さんと仲良いもんな！」
男友2「お前高校の時好きだったもんなあ」
男友1「ちょ、それは秘密だって！」
男友2「まあそういうのお前だけじゃないしな、みんな弟者のこと羨ましがってたよなあ」
弟「え？そうなの？」
男友1「当たり前だろ！ずっと一緒なんだし。美男美女カップルって有名だったんだぞ」
カップルって…別に付き合ってねぇよ？確かに仲良くてずっと一緒にいたけど、妹のような親友としてしか見たことないし、Aは兄者のことが好きだったし。
そう思いながらも話していると
女友「あ、いたいた弟者くん！ちょっとヘルプ！！」
突然女友達にそう言われ、よく分からないまま先程Aが向かったテーブルに連れていかれた。
弟「あっちゃー…」
そこにはテーブルに突っ伏してぐっすり寝ているAの姿があった。
その女友達が言うには、Aはそんなにお酒強くないのに珍しくずっと飲んでいたらしい。
止めようとしたが聞かず、案の定潰れてしまったため、仲が良かった俺に送り届けるよう頼みにきたのだった。
女友「Aのことは弟者くんにしか任せられないしね〜」
そう言われると断れない。確かに他の男子に頼むと何されるかわかったもんじゃないしなあ…
まあ結構楽しんだことだしいいか、と俺はAを送って行くことにした。しかし
弟「おいA、お前家どこだ」
「うーん…」
タクシーに乗ったまではいいものの、潰れてしまっているAは俺の質問に答えない。困った。
弟「はぁ…すいません、△△△△まで」
今日兄者はおついちさんの家で飲んだりゲームしたりで朝まで帰ってこないし、諦めて家に連れて帰ることにした。
弟「ったくもう、手のかかる妹だこと。」
俺は気持ちよさそうに寝ているAの頭にポン、と手を乗せた。
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スネゾカペ - 完結((´；ω；｀))とってもいいお話でした...！苺さんの新作まってます(書ける時間があればの話ですが...) (2018年8月7日 9時) (
レス) id: 0af73918fb (このIDを非表示/違反報告)
苺。(プロフ) - スネゾカペさん» ありがとうございます( ´ω` )/本編は終わりましたが、また別のお話でもよろしくお願い致します！ (2018年8月7日 1時) (レス) id: bced30bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
スネゾカペ - 更新楽しみにしてます(^ ^) (2018年8月6日 1時) (レス) id: 0af73918fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺。 | 作成日時：2018年7月9日 8時
