2 . 過去 ページ5
.
それはとある日、
ふと空を眺めたいと思った日。
いつもいつも傘というなの武器に遮られた空。
晴れだろうが雨だろうが何でも良い、
一度だけでいいから空を見てみたかった。
丁度その日は雨が降っていた。
しとしととコンクリートの壁を伝っていく雫はその身に光を宿す事なく地面に染み込んでいった。
私は傘を閉じたまま左手に持ち、空が良く見えるコンクリートの古い階段の所へ移動する。
曇った空からいくつもの雫が降りて来る。
周囲は人気が少なくしんと静まりかえっていた
私は何をするでもなく、ただただ空を眺めていた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
……どれくらいそうしていただろう。
気付くとあたりは少し暗くなりかけていた。
『そろそろ帰らなきゃ』
そう呟くと私は家に向かった。
何も知らずに、いつもを求めて。
7人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぃちごみるく(プロフ) - 頑張って〜( ^ω^ ) これ面白いから! (2016年11月3日 10時) (レス) id: f25b785c1d (このIDを非表示/違反報告)
恋雪(プロフ) - 夜雫さん» 夜雫さん、初めまして!なかなか上手く表現出来ない所もあったりしますが、そう言って貰えると凄く嬉しいです(*´▽)有難う御座います!頑張りますね!! (2016年9月19日 17時) (レス) id: acfde08dbf (このIDを非表示/違反報告)
夜雫 - すごく続きが気になります!頑張って下さい! (2016年9月19日 17時) (レス) id: 78d66b2206 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:恋雪 | 作成日時:2016年9月18日 22時