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天使が1人 ページ4

千景side

なんでだ。本当になんでだ?

俺は今、仕事から帰ってきた。

帰る場所はもちろん、MANKAI寮の103号室。

あの、表は王子、裏は廃人課金ゲーマーな茅ヶ崎至の同居人である。

そこにはいつも秋組の万里が茅ヶ崎とゲームをする為に来る。

それは別に日常茶飯事だし、俺も気にしてない。

だが、今日は少し違った。

千景「ただいま」

至「先輩。ちょっと今、入って来ないで貰えます?」

千景「は?なんでだよ。せめて着替えさせてくれ」

至「ムリです。じゃ」

そう言われ、鍵をかけられた。

そして冒頭に戻るのだが…中からゲーム音が聞こえるから多分万里が居るのは確実。

いつもはこんなこと無いのにな?

俺は部屋にも入れてもらえず、着替えさせてももらえず

荷物すら置かせてもらえないのか?

一応、103号室は俺の部屋でもあるんだけどな?

こんな悲しいこと早々無いだろ…。

せめて着替えさせてくれ。

もしくは荷物くらい置かせてくれ、茅ヶ崎。

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作者名:coco松 | 作成日時:2020年8月10日 3時

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