ふたりぼっちの正常【忍たま】

ご！ ページ6

「ガリガリボリボリ」

「何食ってるんだ？」

「骨」

「え」

「嘘だばか」

「やべぇ、一瞬信じたわ。本当は？」

「ボーロ」

「へぇ……は！？」

「中在家先輩レシピだぜ」

「ちょっと待て。絶対ボーロ食べてる音じゃなかったぞ」

「そう？こんなもんだって」

「……そういえば雑渡さんにお礼渡したのか？」

「いんや、これから」

「何渡すんだ……ってまさか」

「そのまさかー」

「お前本気でそのボーロ渡すのか？」

「あたぼーよ。ガリガリボリボリベキィ」

「やめとけ、恨まれるぞ」

「……でもお菓子これしかないし。手持ちのは全部食べちゃった」

「……学園長」

「っ！！」

「確か町で評判の大福買ったって言ってたなぁ……」

「八左！私はちょっと急用ができた！！」

「おう(ちょろい)」

「八左の分もとってくるからね！」

「おう……え、俺も共犯にするのか」



＊＊＊



ボーロっていうのは、ケーキ類のこと。さくさくした小さいあれではない。

中在家はボーロの神！

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