ふたりぼっちの正常【忍たま】

にじゅうぅ ページ21

「八左ぁぁ……」

「どうしたんだ」

「学園の人落とそうって決めたはいいけど……誰から狙えばいいものか……」

「はじめからグダグダだなおい」

「うわぁぁああ」

「ちょ、わめくなよ……うーん」

「学年的にはさ、三年か四年がいいんだけど」

「え……そうなのか？やりやすそうな一、二年からやるかと思ったんだけど」

「それもありなんだけど、今後の戦力的に上の学年の方がやっぱりさ」

「なるほど」

「というわけであみだくじ」

「まじか」

「まじです」

「適当だな」

「なら八左が決めてくれるのかよぉ」

「いいぜ。なら四年にしよう」

「え」

「綾部はまず却下だな」

「え」

「平も却下」

「ちょ」

「田村……も微妙だな」

「八左くん」

「斎藤……浜……」

「え、まじで考えてくれてる」

「……よし」

「やべぇ決まった」

「まずは浜守一郎にしよう！」

「おお？」

「他の四年と違ってまだ常識があるからな、あとくのいちへの免疫も少なそうだし」

「なるへそ」

「んじゃ、よろしく頼むな」

「おうともよ！守一郎くんをげっとだぜ！」

「どんどんぱふぱふー」

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