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レプリカの前にキューブが出てきた。
アステロイドとかみたい。
『コレは？』
［このキューブはオサムのトリオン能力を視覚化したものだ。キューブの大小がトリオン能力のレベルを表している］
「このサイズはどのくらいのレベルなんだ？」
と聞き、遊真は
「うーん、ネイバーに狙われるにはこの3倍はほしいかな」
と伝えていく。
『ねぇ、レプリカ。私も測ってもらっていいかな？』
［あぁ、構わない］
計測完了
「おぉ……！大きい！」
「ホントだな。」
［見事なトリオン量だ］
『へぇ〜、結構多いなぁ。』
最近ランク戦に参加していなかったので分からなかったが、最初より大分増えている。
若いっていいな、トリオン器官が成長する……！！
そんなことを考えていると修が
「千佳、おまえも測ってもらえ、大丈夫だ」
と言う。千佳ちゃんは安心したように、
「うん、修くんがそう言うなら」
と答え、トリオンの計測をする。
そのまま千佳ちゃんの話を聞きながら計測を待つ。
修の話を聞き、
「ぼくがボーダーに入ろうと思ったのは、何もできない自分に腹が立ったからだ」
と修が言うと、計測が終わる。
すると現れた大きなキューブ。
『うわデカ』
「でっけー、オサムの何倍だ？これ」
と、2人で驚いていると
［尋常ではないな。これほどのトリオン器官はあまり記憶にない。素晴らしい素質だ］
と、説明して行く。
『コレならサイドエフェクトあってもおかしく無いかも…』
千佳ちゃんが言うようにネイバーの居場所が分かるのは、やっぱりSEかも
すると修が
「千佳が狙われる理由はわかった。問題はそれをどう解決するかだ」
するとレプリカが
［最も現実的なのはやはり、ボーダーに保護を求めることだと思うが］
『うんうん』
「でも、チカはそれイヤなんだろ？」
と言う。千佳が
「うん、あんまり他の人に面倒かけたくない。今までも一人で逃げてこられたから、これからもたぶん大丈夫だよ」
そうなのだ。千佳ちゃんはボーダーに助けを求める気はないそうだ。もう迷惑をかけたく無いらしい。
難しいなぁと頭を捻っていると、男の声がする。
「動くな、ボーダーだ。間違いない、現場を押さえた。
ボーダーの管理下にないトリガーだ。
ネイバーとの接触を確認、処理を開始する」
私達の前に、三輪隊の2人＿＿隊長である三輪秀次と米屋陽介が立っていた。
「「トリガー起動」」
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作者名：爆処 | 作成日時：2023年2月16日 0時
