こち未来！【ぷよぷよ】第一巻 (ページ5)

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2時間目　イグとフィグの関係性ページ5

ティグサイド

現在下校中。丁度ナーエの森近く。

「終わったー！んじゃ、先行ってて。」

僕はそう言って、シアと一緒に森の中に入って行く。
にしても……。

「なんで僕達の家は森の中にあるんだろーね。」

「さぁ？お父さんに聞いたほうがいいんじゃない？」

「ですよねー。」

そうこう言ってたら家についたし。

「「ただいまー」」

もちろん、返事は……？

「おかえりなさいませ。ティグ様にシアお嬢様。」

出たよ。真っ白執事。

「珍しいじゃない、イグが家にいるなんて。」

「今日は、ウェイターとしての仕事のほうで休暇を貰いましたゆえ、掃除をしておりました。」

あー……。そういや、お母さんの実家は………レストラン？食堂？
てゆーか、イグ、ウェイターとして働いてたんだ。

「なんで、フィグの家に行かないの？別に家じゃなくてもいいじゃない。」

「籍は入れてませんよ。」

……は？どゆこと？

「クルーク様に振られて、落ち込んでいるラフィーナ様のお相手をしたら、できてしまったんですよ。それが、フィグお嬢様だったんです。」

爆弾発言だよね？今の。

てか、勝手に2人だけで話を進めてるし。

「ふーん……まぁいいわ。あたし達、クルーの見舞いに行ってくるから。荷物よろしく。」

「お見舞いですか？丁度、午後のティータイム用に作ったクッキーが残っていますので、お持ちしたらどうでしょうか？」

クッキーって……。見舞いにそうゆう物を持っていくか？普通。
まぁ、ここはお言葉に甘えて。

「そうさせてもらうよ。」

とりあえず、こうゆうときはそう返す。
そしたらなんとかなるよね。うん。

「で、クッキーどこにあんの？」

「どこにあるのよ。」

「リビングの机の上です。」

シアはクッキーを入れるためのバックを。
僕はクッキーを取りに行く。

「で、取りにきたのはいいとして。」

僕はクッキーを前にして言う。

「多すぎるだろ！」

なんじゃこの量。
山になってんだけど。
この量を1人で食べようとしてたのか。
イグってホント、何者なんだろう。

「ありえないな、人間離れしてやがる。」

そういや、フィグってできちゃった子供だったんだ。
本人知ってんのかな……。
まぁ、でも。

「触らぬ鬼にたたりなし。話さないでおくか。」

そうつぶやく。
と同時に、シアがリビングに入ってきた。

「ティグ？どうしたの？」

僕は目の前の物を指差しながら言う。

「これ……本当に持っていくか？」

結果的に、持っていくことになった。