1時間目 休んだ理由 ページ3
「あー。暇だー。」
「いきなり何を言うかと思えば、暇はないんじゃないんですの?ティグ。」
ティグに素早く突っ込みを入れるフィグ。
現在自習。
アコール先生は、
「このプリントを全てやっておいてくださいね。」
と言って、プリントを10枚ほど置いて行ったのだが、
「そんな事言われてもな〜。やる気ないし、てゆうか、もう終わってるし〜。」
「なら、勉強したらいいんじゃないんですの?」
「やる気ない。」
会話を続けるティグとフィグ。
「(ΦωΦ)フフフ…今日のティグもス・テ・キ。」
そんなティグを見て微笑むシア。
ティグの席は教卓の前。
フィグの席はティグの右。
シアの席はティグの左。
この三人、頭はいいが、うるさいが為に教卓の前にされたのだ。
「クルーが来てればなぁー。」
なぜ、クルーはいないのか。
それは昨日のことでした。
「クルー、今日遊ばない?」
「いいぜ!今日、すっげー暇なんだよ!」
「魚でも釣る?」
「どっちが多く釣れるか?」
この後ティグとクルーは釣りをしたのですが……。
「へくしっ。」
クルーは海に落ちてしまったのです。
「……海に落ちたら、風邪ひきますよ。」
フィグの後ろの席のアークは言った。
「馬鹿は風邪をひかない。と、言いますけどねー。」
アークはクルーの妹。クルーのことを1番よく知っている。
「そうだけどさ〜……。なーんか、しっくりこないんだよね〜。」
前髪をいじりながら話すティグ。
シアはクルーの席を見る。
クルーの席はティグの後ろ。クルーにとっては、とても嫌な席である。
「今は6時間目だし、学校終わったら見舞いにでも行ってやるか。いいよな?アーク。」
「いいと思いますよ。どーせあいつ、外に出ようと必死でしょうし。」
アークは、ティグに対して、そう返した。
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たーどん(プロフ) - とても面白くできていました!私、たーどんの 彼らの未来【ぷよぷよ】も読んでみてください! (2021年6月8日 5時) (レス) id: b6e4fcadf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハムにゃん | 作成日時:2014年11月2日 19時