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61話~因縁影だ因果影だ~ ページ13

 

貴女side
 



 


 

貴女「……本当に良かったんですか?師匠」



 
ゲン「ん?」


 


貴女「まぁ!とぼけるなんて悪質」



 



 


 



「わぁーーレッドさんそっち違う!!多分こっち!」


 
「ちょっと、大人しくもう着いてきてください!初めに歩き出すな!!」



 


 


「グリーンさん、これもしかしてあそこの広場の…」


 
「おっそうかもな!凄いなマリィ、んじゃそこ早速行ってみるか」



「地図なら俺に任せてくれ!兄貴の案内で慣れてるんだぞ!!」


 



 



 


それぞれの道を歩き始める皆を屋根の上から見下ろし、隣に立ち相変わらずにこやかに笑う師匠に目線をずらす


 
全く酷い人ですね、なんの事か分かっているでしょうに


 

 

風でなびく髪を抑えその場で転げないようにしゃがむ




 



 


 

ゲン「酷いのは君もだろう?分かっていながら彼らを連れてきた」


 

貴女「あの人達はグリーンもレッド含めて、皆立派なトレーナーではありますがまだ子供です


 純粋に楽しんでもらうために連れてきただけですよ

 

まぁ、スタンプラリーをしている間は他に目は行きにくいかもしれないので寧ろ安全でしょうが…」


 



 
ゲン「一体何故わかった?」


 


貴女「何故も何も、普段の貴方は勝手に現れて勝手に消えてく人間なのに……今回は行き先をわざわざ告げた


住所は便箋を見ればわかるのに態々、中に書いていた……可笑しいんですよ




 

貴方らしくもない



 




 


 


今回、貴方は一体何に巻き込まれたんですか?師匠」


 



 

 

下から見上げると、師匠は帽子のつばの影から目を光らせてニコリと笑った


 

………はぁ…相変わらず食えない男ですね






 


 


 

 


ゲン「クリアチャームだ」



 
貴女「…………」




 

ゲン「アレは生産地の地方でもそれなりに高価でね、名前は知っていても買えないって言われるほど貴重なもの

 


それがこの地方に渡ってきた



 


しかもスタンプラリーの景品というランクが低い場所で


 


 


 

……さて我が愛弟子よ、これは一体何に繋がっているかな?」


 

 


貴女「!……ちょっともうやめてくださいよぉ!せっかくの休暇だって言うのにーーっ!!」



 
ゲン「ふふっでも分かりきっていただろ?」


 


貴女「それはっそう、ですけどー!!!ですけどいやですよ!そんな……うわぁぁぁー!!!」



 

ゲン「あははっ!!」

62話~若き博士二人と師匠~→←60話~苦労人だぜビート君~



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もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私愛され大好物なので嬉しいです!ポケモンのキャラ全員推しなので嬉しいです!(もちろんポケモンたちもです!)更新頑張ってください! (5月30日 13時) (レス) @page1 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2022年7月21日 7時

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