闇の鏡の前で反復横跳びすんな

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｢おい獣、荷物は見つかったか｣

｢まだー｣

｢早くしろ!!｣

｢あ、すんません｣


どうも、人間から獣に昇格したスマータリアスです。
ただいま忘れてきた荷物を取りにセベクくんと一緒に食堂にやってきております。

なんだかんだあってあの後セベクくんと結構仲良くなり、これから授業は隣で受けるという約束も取り付けた。

今も、なんだかんだ言ってここまで着いてきてくれたり見つかるまで待っていてくれたりと良い奴すぎる彼。


＿＿＿＿あっれー……ペンケースマジでない。
ここに置いたはずなんだけど……



随分と探しているし、セベクくんを随分と待たせてしまっている。急いで探さないと。


私が座った後に誰かが来て、その時に地面に落としたか、それともどこかへ持って行ってしまったか。

とりあえず地面を探してみようと小さい身体を更に小さくして机の下に潜り込む。


＿＿＿＿あっ！ あそこに落ちてるのは私のペンケース！ よかった、本当に失くしたかと思った。


やはり地面に落ちていたようで、手を伸ばせば届く位置にペンケースが落ちていた。
少しホコリが着いてしまっているが、踏まれたような様子は無く中身は多分無事だ。

安堵しながら、辺りが突然賑やかになるのも気にせずに手を伸ばす。




｢セベクくん!! やっと見つけ＿＿＿＿｣
｢獣!! 机の下に居ろッッ!!!｣



私が歓喜の声を上げて立ち上がるのと、セベクくんが切羽詰まったような声を上げたのはほぼ同時だった。



＿＿＿＿シャンデリアが真っ逆さまに私の頭上目掛けて落ちてきた。

そして視界の端には今朝私を燃やしたあの集団が杖を構えているのが映る。




ま た お ま え ら か

懲 り ろ よ ば か た れ

ディアソムニア→←隣席

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