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相澤side
取り敢えず、俺が通言の前の席に後ろ向きに座り、マイクが右隣の席に座った。
静かな教室には、あの時と同じようにヘッドホンからマイクの声が微かに漏れていた。
マイク「マジでラジオ聞いてるじゃん、俺ちょー嬉しい」
起こさないように静かに呟くマイク。
相澤「ニヤニヤすんな気持ち悪い」
永遠言っても起きてもらわないと始まらない。
俺は優しく通言の肩を叩いた。
すると思いの他すぐに起き、
「……！？ガタッ」
マイクの存在に気づいた瞬間立ち上がるほど驚いていた。
相澤「同じ声の個性として、居てもらった方が心強いかと思って呼んだんだ。それにお前……マイクのファンなんだろ？」
貴方side
初めて見る少し微笑んだ優しい顔でそう言ってくる相澤先生。
やっぱりバレてたかと思いつつ、本人がいるから少し顔が赤くなってくる。
マイク「ハーイ女子リスナー」
いつも以上に静かな声でそう言いながら小さく手を振ってくるマイク先生。
椅子に座り直し、小さくお辞儀をした。
相澤「…遅くなってすまない、本題に入るぞ？」
私は相澤先生に向き直り頷いた。
相澤「通言、お前の個性について教えてほしい」
「……」
相澤「…もしかしてお前の個性は、常時発動型なのか？」
「……！？」
思わぬ言葉に目を見開いた。
そして、恐る恐る頷く。
相澤「…そうか」
相澤先生はそう呟いた瞬間
「……！？」
髪が逆立ち、目が赤くなっていた。
相澤「その様子から見て、俺の個性が何なのか、まだ知らないみたいだな」
もちろん知らないので頷くと、あり得ないことを言い出した。
相澤「俺に向かって個性を使ってみろ」
「…！？」
私は思いっきり首を横に振った。
相澤「大丈夫だ…俺を信じろ」
ジッと相澤先生を見つめていると、ずっと静かに見守っていたマイク先生の手が頭に乗った。
マイク先生の方を見ると、いつもの優しい笑顔で微笑んでいた。
大丈夫だと言われてるようで、意を決して言葉を放った。
「……ぶっ飛べ……！？」
あれ、何で？
何で動かないの？まるで微動だにしない。
私が混乱していると目の前の相澤先生がフッと笑った。
相澤「……俺の個性は抹消だ」
「…！？」
私がさらに驚いていると、瞼を閉じると同時に髪が下がった。
相澤「にしても、ぶっ飛べと言われるとはな。簡単な”立て”とかだと思ったんだけどな」
目薬を差し、少し笑いながらそう言った。
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ゆかり(プロフ) - soraさん» ありがとうございます！もしかしたら書き途中で非公開で保存しているので、その影響かもしれません。お待たせさせてしまって申し訳ありません。 (2022年7月29日 18時) (
レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - コメント失礼します！！作者様の楽しく読ませていただいてます！！私だけかもしれないのですがこの作品の通知がきても更新されてないんです！！どうしたら良いですか？長々失礼しました、、、投稿楽しみにしてます！頑張ってください!！! (2022年7月29日 18時) (レス) id: 246c6fd1e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - お豆さん» ありがとうございます！今書いてますのでお楽しみに！ (2022年7月28日 14時) (レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
お豆 - 楽しく読ませてもらってます！ 続き待ってます！！ (2022年7月28日 13時) (レス) @page30 id: 674fb87294 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 羽具さん» ありがとうございます！ (2022年7月26日 7時) (レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2022年7月13日 11時
