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貴方side
貴「しょうよう、あ、の……」
上手くしょうようの顔が見れず少し俯いてしまう…
・
・
貴「…ごめん、なさい…。」
声は相変わらず小さいけど言えた。
松「!」
でも、なぜかこれだけではいけない気がして、
貴「…しょ、うようの肩に、噛みついて…ごめんなさい。」
口が動いていた。
涙が溜まって視界がぼやける…。よく泣くな…
いや。まだ、泣いてない。ここで堪えれば…
貴「…しょうよう達に会う、までは私の、ことを消そうとする人間にしか、会ってないか、ら、怖くて…。っ、大丈夫と言って、くれたけど、頭がぐちゃぐちゃになって、どうすればいいかわかんなくて…。」
話してる途中で視界のぼやけが消えて代わりに膝の上の手に滴が落ちてきた。
貴「…っ、しょうようのこと、傷つけて……ごめんなさいっ。」
私は頭を下げた。顔を見られたくなかったから。
・
ぽん
・
ふと、頭が少し重くなった。
松「顔をあげてください。」
頭の上に乗ったのはしょうようの大きな手
しょうようは左右に動いて私の頭を撫でる
私は顔をあげる。きっと顔は涙でぐちゃぐちゃだろうな、
松「…よく、話してくれましたね。ありがとうございます。」
優しいいつもの笑顔で言う。
松「傷は…Aが治療してくれたので大丈夫ですよ。
……噛みついたのはきっとしかなのない事です。自分を守るために行った事ですからね。逆に攻撃してこない方が不思議に思います。なので……もう大丈夫です。笑っていて下さい。」
吐き出した事で心がすっと、軽くなった。
貴「…わかった。……しょうよう、ありがとう。」
最初より出るようになった声で。私は笑顔でそう言った。
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こめこっぱんまん(プロフ) - ミリアさん» コメントを読むと、とても力を貰えます。頑張ろうと思えます。……また機会があれば、この小説ふと思い出して頂ければ幸いです。って我が儘ですね…。 2年間も返信待たせてしまい申し訳ございませんでした。コメント有難うございました。 (2020年3月13日 22時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
こめこっぱんまん(プロフ) - ミリアさん» 2年経ってしまいましたが、コメント有難うございます。大好きな作品と言ってもらえて嬉しい限りです。それとリクエストも有難うございます。もう、読んで頂けないかもしれませんが、これからも頑張りたいと思います。 (2020年3月13日 22時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
こめこっぱんまん(プロフ) - ミリアさん» ミリアさん、ほんとうに申し訳ないです。コメントくれていたのに、、お礼を書いていたハズなのに実行できていなくて、返信が2年も経ってしまって……本当に本当にすみませんでした。今更なんだと言われてしまっても仕方ないです。けど、謝らなければいけないことです (2020年3月13日 21時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
こめこっぱんまん(プロフ) - JYUGOさん» コメントありがとうございます。 一番ですか嬉しい限りです(*´ω`*) 急がなくても大丈夫なのでゆっくり暇なときに読み進めてもらえると嬉しいです。 これからも頑張っていきますね! (2018年8月1日 20時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
JYUGO(プロフ) - とってもよかったです。まだ読みきれていませんが、銀魂の作品だなって今まで読んできたなかで一番思いました。これからも頑張ってください。 (2018年8月1日 20時) (レス) id: 5f1181f3f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こめこっぱんまん x他1人 | 作成日時:2017年6月21日 17時