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銀時side
銀「松陽!?!」
あいつが松陽に噛みついた
・
噛みついているあいつの姿は"人間"ではなかった
頭にはあいつの髪の色と同じ銀色の獣の耳があり
手には獣のかぎづめがあり
口には鋭い牙があり
後ろには銀色の九本の尻尾があったのだ
それでも顔や体の形は人間だった。
半獣化…とでも言うのだろうか……
・
松陽もとっさに避けたのかは分からないが
相手が狙っていたであろう首ではなく
あいつが噛んでいるのは松陽の肩。
銀「おい!お前!松陽から離れろッ!!」
俺は咄嗟に近くにあった木の棒を持って
『化け物』に向かって行くと、
・
松「銀時ッ!!!……大丈夫ですよ…。」
・
松陽が叫ぶようにして俺の名を呼び、
自分は大丈夫だと、そう言った。
松陽が大声を出すことはそうそう無いから
ビックリして止まってしまった。
銀「で、も、」
松陽の肩にはまだあいつが噛みついている
松「ハァ…大丈夫です…フゥ…」
大丈夫な訳ないじゃんかよ…
血も出てるし、息も上がってる…
松「銀時は…そこで止まっていて…下さい。
この子を刺激するような事は…しないで下さいね…。」
松陽にそう言われたが
傷ついている松陽を見てるだけは辛かった
松陽に言われたことを無視し、もう一度
『化け物』に向かおうとしたとき
銀「ッッ!!」
暗く、深い紫色の目と目があった…
・
その瞬間から俺はその場から動けなくなつてしまった
・
動きたいけど、足が動いてくれないのだ
足が地面と一体化したような、
誰かに足を掴まれているような感覚になり、
足元を見ると
・
・
俺が生きるために殺 してきた奴らの
手があった。足にしがみついていた。
・
とてつもない恐怖に襲われて
銀「……うぅ…ぁ、…ぁ」
・
・
なにも出来なくなっていた。
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こめこっぱんまん(プロフ) - ミリアさん» コメントを読むと、とても力を貰えます。頑張ろうと思えます。……また機会があれば、この小説ふと思い出して頂ければ幸いです。って我が儘ですね…。 2年間も返信待たせてしまい申し訳ございませんでした。コメント有難うございました。 (2020年3月13日 22時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
こめこっぱんまん(プロフ) - ミリアさん» 2年経ってしまいましたが、コメント有難うございます。大好きな作品と言ってもらえて嬉しい限りです。それとリクエストも有難うございます。もう、読んで頂けないかもしれませんが、これからも頑張りたいと思います。 (2020年3月13日 22時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
こめこっぱんまん(プロフ) - ミリアさん» ミリアさん、ほんとうに申し訳ないです。コメントくれていたのに、、お礼を書いていたハズなのに実行できていなくて、返信が2年も経ってしまって……本当に本当にすみませんでした。今更なんだと言われてしまっても仕方ないです。けど、謝らなければいけないことです (2020年3月13日 21時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
こめこっぱんまん(プロフ) - JYUGOさん» コメントありがとうございます。 一番ですか嬉しい限りです(*´ω`*) 急がなくても大丈夫なのでゆっくり暇なときに読み進めてもらえると嬉しいです。 これからも頑張っていきますね! (2018年8月1日 20時) (レス) id: b0dd1a3248 (このIDを非表示/違反報告)
JYUGO(プロフ) - とってもよかったです。まだ読みきれていませんが、銀魂の作品だなって今まで読んできたなかで一番思いました。これからも頑張ってください。 (2018年8月1日 20時) (レス) id: 5f1181f3f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こめこっぱんまん x他1人 | 作成日時:2017年6月21日 17時