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私は咄嗟に彼の手を掴んだ。
ぎゅっと力を入れたそれは、微かに震えていた




「んだよ、離せッ!!」

振り払おうとする彼に必死に食らい付いた
気持ちを声に出して、伝える


『左馬刻君と居て幸せなんか無いなんて言わないで。左馬刻君には分からないだけだよ』

「あ?」




鋭い視線を向けられる。
昔とは違う彼の瞳の色から目を伏せてしまった





「……何時お前が襲われて、囚われて、死に至るか分かんねぇんだぜ?女が好き好んで俺の隣を望まねぇんだよ」
『私は隣に居たいッ、幾ら危険だからって、そんなの全く関係無い』


















『ずっと好きだったんだから、当たり前だよ』



















彼は少し目を見開いた。彼の瞳に映る自分は今にも泣きそうで真面に見れなかった
それでも私は言葉を続けた。一生懸命、思う事全部



















『頻繁に来なくて良い、気遣わなくて良い、だから、だからさ、



















  私を置いていかないで。』









告白したあの日、「ごめん」と一言発した彼は表情一つ変えずに立ち去った。
待ってと追いかけることも出来ず、呆然と立ち尽くす自分がいた。

あっさりと、何の変化もなく終わった初恋に二度目が来るなんて思ってなかった。
だから今は、今はもっと、






『帰りたいならいいよ。でもたまにでいいから顔が見たい。


―――…私を、忘れないでほしい』





玄関に向かおうとしていた彼を玄関まで押し、外に出した。
また来てほしい、何て彼に笑顔を向ければ、玄関のドアを閉める。







































「待てよ」









ドアが閉まる直前、ガシッとドアを掴んで引き止める。
戸惑いを隠せず、何も言わずに視線だけやった。







































  「事務所のカードキー忘れた。」





























『まじでムードぶち壊し』









―――
その後

「取りに来たついでに泊まってく」
『……ご自由に。』












「……つーか、…さっきのはフツーに嬉しかったわ」
『え?なんか言った?』


「調子乗んなっつってんだよ」
『え、急な辛辣!!』













いつか、

君の隣に並びたい。









9→←7



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千秋(プロフ) - ゆきたにさん» えええ、ありがとうございます…!!!(涙)楽園だなんて……ゆきたにさんの推しさんもっと格好良く書けるように努力しますのでこれからも宜しくお願いします…! (2019年5月23日 6時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきたに - えっすごい好きです …………… 普段夢小説とかあんまり読まないんですけどこれは推し … 推しが居た … ここが楽園 … 次の更新楽しみにしてますね ………… (2019年5月22日 20時) (レス) id: f934e0e476 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶(プロフ) - さまとさん» あ、あ、あ、ありがとうございます!!!そう言って頂けて嬉しい限りですー!!泣 期待にお応えできるよう精一杯努めるのでよろしくお願いします〜!(^O^) (2019年2月28日 19時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
さまと - こ、こ、こ、此処に神がおられましたか!!!本当に最高です左馬刻様格好良い…泣 これからも更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年2月27日 0時) (レス) id: c3b5345932 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶(プロフ) - どぽぽ2さん» ありがとうございます!!!そういっていただけで嬉しい限りです泣きます((( 亀更新にならないよう精一杯努めますのでよろしくです!! (2019年2月26日 22時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千秋 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年11月11日 7時

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