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目を覚ますと、隣に左馬刻さんがいた。
それも私は彼に身を預けるような体制で肩にもたれて眠っていたようだ。



「おう、起きたか」
『さささささまときさん!!!?』
「起きて早々騒がしいなお前は」




騒がしくもなるわ!目が覚めたら好きな人が真横にいるのだから。

段々と目が冴えてきて、昨日の記憶を辿っていく。





確か昨日はソファに寝ていた彼に気が付いて、付けっぱなしのテレビを彼の横でぼーっと見ていたところで寝落ちしたのだ。






『ごめんなさい…寝るつもりは無かったんです…』
「おー。イビキ煩くて全然寝れなかったわ」
「え、まじで…?」





地味にショックだ。イビキを聞かれるなんて…下手したら寝言も聞かれたかもしれない。もし彼に変な事を言っていたら…。





『…忘れてください』
「どうしようかなァ?」
『勘弁して下さい左馬刻様』



ソファから降りて大きく頭を下げると、彼はハァと溜息をついた。
怖いです。怒らないで!!





「それはそうとAちゃんよォ…」





彼の言葉を聞こうと顔を上げようとすれば頭をがしっと掴まれる。







「俺はベッドで寝ろって言ったよな?何で此処で寝てんだよ?」
『うぐ、違うんです…!これには深い訳がッ…』
「何が深い訳だあぁん?」



ぎぎぎ、と手に力を入れられ痛さに唸る。





『左馬刻君疲れてるのに、私にベッド譲ってくれたから、その、申し訳なくて…』

「……は?」





「ンだよそれ」と呟いて頭を掻く彼。
私はやっと手を離され、撫でるように頭を抑える。本当容赦ないのはやめてほしい。






『…ていうか、腕大丈夫?』
「おう、大分マシになったわ」
『そっか!良かった』





少しでも良くなったなら嬉しい。笑顔を向ければ顔を背けられた。ひどいな。







「あー…なんつうか、」
『?』



















「………さんきゅな」






彼はぼそりと呟いた。辛うじてその声が耳に届き私は目を見開く。
多分、昨日の事を言っているのだろう。そんなの、私の方が色々してもらっているのに。






『こちらこそ!!ありがとう!!』
「…ふん」
『朝食作ってきますね…!』
「ふ、お前料理できんのかよ」
『人並みには…!!』






私はスキップする勢いで事務所のキッチンに向かった。







































――――

「トースト全部焦がすとは良い度胸じゃねぇかAチャン?」
「うぐ、こ、これには深い訳が…」

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千秋(プロフ) - ゆきたにさん» えええ、ありがとうございます…!!!(涙)楽園だなんて……ゆきたにさんの推しさんもっと格好良く書けるように努力しますのでこれからも宜しくお願いします…! (2019年5月23日 6時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきたに - えっすごい好きです …………… 普段夢小説とかあんまり読まないんですけどこれは推し … 推しが居た … ここが楽園 … 次の更新楽しみにしてますね ………… (2019年5月22日 20時) (レス) id: f934e0e476 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶(プロフ) - さまとさん» あ、あ、あ、ありがとうございます!!!そう言って頂けて嬉しい限りですー!!泣 期待にお応えできるよう精一杯努めるのでよろしくお願いします〜!(^O^) (2019年2月28日 19時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
さまと - こ、こ、こ、此処に神がおられましたか!!!本当に最高です左馬刻様格好良い…泣 これからも更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年2月27日 0時) (レス) id: c3b5345932 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶(プロフ) - どぽぽ2さん» ありがとうございます!!!そういっていただけで嬉しい限りです泣きます((( 亀更新にならないよう精一杯努めますのでよろしくです!! (2019年2月26日 22時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千秋 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年11月11日 7時

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