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それからというもの、一向に寝れない夜を過ごしたわけだが…

あれから一か月ほど彼に会っていない。
別に恋人でも友達でもないのに問い詰めるのは良くないかと思い自分から探さなかった。きっと仕事が忙しいのだろう。


まぁでも最後に会ったのがあれじゃ、今会ったとしてもどんな顔していいか分からなくて混乱するだけだろうけど。



















久しぶりにみなとみらいの夜景でも見ようかと上着を羽織って薄暗い夜のハマを歩いた

雨は降っていなくともとても風が強くて目を瞑る。








港のベンチに座っては景色を眺めた。昔と変わらず綺麗なハマの街並みに頬が緩む

『あ、ねこ』


気が付けば自分の足元に猫が一匹。
真っ白な毛並みに真っ赤な瞳、まるで彼みたいだななんて笑いかければ、猫はゆっくりと方向を変えて歩いて行った。

あまりにも可愛い猫に誘われ、少し散歩することにした。優雅な歩き方をする猫にまた笑みが零れる。



『…会いたいなぁ』




勿論気まずいとも思うけど、それより彼の綺麗な笑顔が見れたら、それでいいや何て思ってしまう。







































『あれ?』


先程まで行き先が決まっているかのように堂々と歩いていた猫が突然止まった。そこは暗い路地裏で、多分この猫の住家だったのだろう。

たちまち猫は後ずさりしてどこかに消えてしまった。一体何に怯えていたのだろうか。



少し身を乗り出してその路地裏を覗き込む。

荒い呼吸音が聞こえる。
良く見れば奥にうっすらと人影がある


『っ!!』




過呼吸なら早く誰かを呼ばないと。まず人の気配がする方に走った。

それは白髪の赤い瞳の男性。左腕を抑えて息を上げている。








『左馬刻くん!?…どうしたの、腕!!!』





彼は私の声に気付けば少しだけ私と目を合わせた
だが何も答えない彼だが気にせず彼の方へ走りながら言葉を続けた。








『早く誰かに知らせないと…!!今呼んでく…「来んな」』







彼の口から吐かれた小さなその言葉に瞬時に反応した







『でも怪我が…』
「早く逃げろっつってんだよ」


『っ…』





駄目だよ、とか貴方を置いていけないとか、
そんな言葉をかけるつもりだった









けれど、誰かへの殺意が湧いた彼の鋭い瞳に私が映るのを見て




言葉を失ってしまった。

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千秋(プロフ) - ゆきたにさん» えええ、ありがとうございます…!!!(涙)楽園だなんて……ゆきたにさんの推しさんもっと格好良く書けるように努力しますのでこれからも宜しくお願いします…! (2019年5月23日 6時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきたに - えっすごい好きです …………… 普段夢小説とかあんまり読まないんですけどこれは推し … 推しが居た … ここが楽園 … 次の更新楽しみにしてますね ………… (2019年5月22日 20時) (レス) id: f934e0e476 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶(プロフ) - さまとさん» あ、あ、あ、ありがとうございます!!!そう言って頂けて嬉しい限りですー!!泣 期待にお応えできるよう精一杯努めるのでよろしくお願いします〜!(^O^) (2019年2月28日 19時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
さまと - こ、こ、こ、此処に神がおられましたか!!!本当に最高です左馬刻様格好良い…泣 これからも更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年2月27日 0時) (レス) id: c3b5345932 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶(プロフ) - どぽぽ2さん» ありがとうございます!!!そういっていただけで嬉しい限りです泣きます((( 亀更新にならないよう精一杯努めますのでよろしくです!! (2019年2月26日 22時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千秋 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年11月11日 7時

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