左馬刻さん、何が何でも急すぎます。

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私は入間銃兎。突然すぎましたね。失礼。

今日は横浜市内の交番に少し用があり、車で其方に向かったところだった。
移動の際も服装はいつも通りのスーツなわけで、それ相応な人柄に見えるのであろう。


みなとみらいとは少し離れた交番に車を止め、交番の中に入ろうとした際すみません、と後ろから声がかかった。

多分、此処の交番の人と間違えたのだろう。でも俺は制服警官ではないし、見間違いとしても変な訳で、相当変な奴なのだろう。





『あの、これ落ちてたので届けに来ました』
「…は？」
『え？』


振り返れば女が立っていて、何かと思えば己の右手を差出された。
手の中には一枚の百円玉。馬鹿だな此奴

いや馬鹿だろ流石に。百円で持ってくるか普通、しかもこの俺に言うとは相当な度胸だな…って俺口調左馬刻みたいだろーが気持ち悪い。





「…って、あれ、変な人かと思えば左馬刻の知り合いの方じゃないですか」
『変な人は余計なのでは』




この方は以前左馬刻がマップで探していた家の住人だったはず。
あの左馬刻がやたらと熱心に家を探っていた人物だと少し興味を持っていたのだ。
どんな奴かと通りすがりに姿を見た時は、女であることに凄く衝撃を受けた






「流石に百円玉を処理する程暇ではないので、捨てるか貰うかしておいて下さい」
『ドブ行きか犯罪行きかって事ですか』
「ちょっと意味不明です」


少し頬を掻いて困った様子の相手。良く分からん奴だ









『いやあの、貴方悪徳警官さんですか』
「初対面でその言い方はどうかと思いますが…左馬刻から聞いたんですか?」
『悪徳警官さんですね！』
「そこ繰り返さなくていいです!!」





俺がそうだと認めれば少し微笑んで合ってた…と呟く相手。









『実は話があって！』

「左馬刻なら事務所ですよ」

『え、何で何も言ってないのに分かるんですか!?』

「いや普通分かりますよ。あのイケブクロdivisionの低能は分からないと思いますけど」

『悪徳警官さん低能さんと仲良しなんですか！』

「…貴方は馬鹿なんですか？」






勢いのあまり少し大声を出してしまった。失礼。









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久しぶりの更新です…
皆さん覚えてますか??笑

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