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94羽 ページ9





「ちわース……って、あれ?谷地さん?」
「ヒィッ!?……あ、白石さん!」



少しだけ遅れて体育館にやって来たA。なにやらにぎわっている様子が開いている扉から伺えていたため何があったのかと興味を持っていたAの表情は、話題の中心の人物に気づくと驚きの表情に変わった。



「……もしかして!マネージャー!?」



少し考えて内容を把握したAは、きらきらとした嬉しそうな瞳で谷地の手を握り、彼女を見つめた。



「う、うん。仮だけどね……。」



アハハ、と控えめに笑う彼女とAは同じ5組のクラスメイトである。交流としてはちょくちょく会話するといった程度であったが、Aからの谷地への思いは友好的であった。

話しかけると面白いリアクションを取るし、頭もよくノートのまとめ方がとても上手い。幾度となくお手本にさせてもらった記憶が頭を流れていく。



「えっと、私そろそろ……。」
「あ、委員会?ごめん引き止めて!がんばってね。



ひらひらと彼女に手を振って見送るA。いつになく活き活きとしたAの様子にバレー部メンバーは少し驚いた様子を見せている。



「2人は同じ5組か?」



澤村に聞かれて、Aは「はい。」とはっきり答える。同級生、同クラスの生徒がマネージャーになるかもしれないのが嬉しいのか、その顔は緩んでいた。








さらに翌日。昼休みのこと。



「えっ、A委員会なの!?」
「うん。釣り目の背が高いのとオレンジの背が低いの来たら伝えといてって言われて……。」



早速勉強を教えてもらおうと1年5組を訪れていた日向と影山はまさかのAが居ないという事態に驚愕する。2人は仕方がないかと話して、月島の元へととぼとぼ歩いていくのであった。







「あ、日向、影山!」



午後の部活に行く途中、Aは前方にでこぼこな2人を発見した。呼びかけて駆け寄り、「よっ!」と笑う日向に笑みを返してから真っ先に問いかける。



「ごめん、昼休み勉強どうした?月島教えてくれた?」
「いや、営業時間に出直して来いって言われた。」
「あー、デスヨネ。」



影山の冷静な言葉に頷いた。相手はあの月島だ、無理もない。



「でも!谷地さんが教えてくれた!」



日向の口から予想外の人物の名前が出て、Aは少し驚いた。「谷地さんが?」と一瞬目を見開いたけれど、そのほほえましい光景に目を細める。



「谷地さんのノート凄くない?」
「おう、凄かった!!」

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(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ! (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(;-;)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください!楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン!← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました(*´ω`) (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2016年2月27日 3時

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