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88羽 ページ3





「あの、烏養さん。」
「ん?どうした、白石。」
「そろそろ……練習試合が出来るといいな思うんです。」
「……そこは俺も懸念してる。やっぱ受けてくれるチームは、」



烏養がそこまで言ったとき、体育館の扉がと勢いよく開いて武田がやってきた……かと思うと、盛大に顔面から転ける。

皆その様子を見て慌てて武田の周りに駆け寄った。各々が武田を心配する中、そんな彼が大きく叫ぶ。



「行きますよね!?」

「ど、どこに?」
「先生、主語主語!」
「鼻血でてますっ!」



日向、A、影山に突っ込まれながらも、武田は小さなメモ用紙を顔の横に掲げて力強く言った。



「と、東京!」



予想外の言葉に、皆驚きを隠せない様子を見せた。日向が真意を確かめるように「と、東京?」と再び繰り返すと、武田はうなずく。途端に日向の顔が換気に染まった。



「東京って……もしかして……!!――音駒、ですか!?」
「練習試合スか?」



驚いた様子の影山が日向に続く聞く。「うん。でも、今回はそれだけじゃないんだ。」と一旦断りを入れてから続ける。



「梟谷学園グループ。音駒を含む、関東の数高でできてるグループで、普段から練習試合等を盛んに行っているそうなのですが、今回、猫又監督の計らいで、その合同練習試合に烏野も参加させてもらえることになりました!」


「(猫又さん……ありがたいなぁ、ホントに。)」







「Aちゃん。」



武田から合同練習についての詳細を聞かされた後、Aは清水に呼ばれていた。



「どうかしましたか?」
「Aちゃんにはね、次の代で皆にアドバイスできるようなマネージャーになって欲しい。」
「……はい。」



次の代。清水の口から出た言葉にAの胸は穴が開いたような寂しさと痛みにおそわれた。



「でも、そうなるとAちゃんが大変だよね。あの田中や西谷たちを1人でまとめるのも大変だと思うし。」




そんなことはない、と反論しようとしたが、いざその光景を想像して口を閉ざした。正直そんな気がする。

その話の脈絡から、次に彼女の発する言葉はわかった。



「だから、新しいマネージャー探そうと思うの。」



おおよそ理解できていた言葉に頷く。清水は軽く笑った。



「明日日向に部活入ってない子いないか探して貰うよう頼んでみる。Aちゃんも協力してほしんだ」
「はい、勿論。」



少し寂しそうで、かつ強い意志のこもったその目にAは大きく頷いた。

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(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ! (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(;-;)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください!楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン!← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました(*´ω`) (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2016年2月27日 3時

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