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及川さんと付き合って1ヶ月経って変わったのは、



「おはよう」

そう言って通学電車の中で会うと、

絶対に手を繋いでくれるところ。



「Aは土曜日どこか行きたいところある?」

名前を呼び捨てで呼んでくれるところ。



「またね、学校頑張ってね」

そう言って頭を撫でてから
電車を降りて行くようになったこと。



それからすぐに土曜日が来て、
今日は及川さんとのデートの日。



私たちは及川さんの部活内で
話題の映画を見に行くことになった。

 

暗いから気をつけてねと手を握ってくれて

その後ろをついて行き席に座ろうとした瞬間、



「「「あ、及川」」」


すぐ後ろの席から聞こえて、

振り向くとそこにいたのは
及川さんの知り合いの方だった。



「え?なんでみんないんの?!」


そう言って驚く及川さんを見つめていると、



「紹介するね。

岩ちゃんとマッキーとまっつんで

この子は俺の彼女」


よく及川さんの話によく出てくる…!

噂のお三方…!




『はじめまして。

花野Aです。

いつもお世話になってます』


そう言って頭を下げれば、

お三方はこちらこそと笑顔で返してくれる。


それから席に座り、

及川さんの後ろに座っていた花巻さんが

「まじ偶然だな」


なんて言いながら及川さんの座っている椅子に
肘をつき、




「ねえねえ、名前もう一回教えて?」


『あ、花野Aです』


「Aちゃんね」


わたしの後ろに座っている
松川さんがそう呼べば、及川さんはすぐに入ってきて


「ちょっと!人の彼女だからね!」

と言い、私を抱きしめる。



岩泉「及川うるせぇぞ。始まんだから静かにしろ」



映画が始まり、

終わりが近づくにつれてわたしは号泣。


終わる頃には及川さんも泣いていて、

後ろを振り返れば、みなさん泣いてた。


「岩ちゃん泣き声うるさいよ〜」


なんて及川さんが言うと、

岩泉さんも負けじと言い返す。


「お前のズビズビ音のがうるせえよ」


それからみんなで笑い合って、私たちは席を立つ。


「2人は飯食ったの?」



「ううん、まだ〜

これから行こうかなってところ」



時計を見ればもう14時で、


聞けば岩泉さんたちもまだみたい。



『もし良ければ一緒に食べませんか?』


「それもありだな」

と言うことで5人で映画館を出て、

私たちはファミレスへと移動した。



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さ。 - めっちゃ面白かったです!! (2020年6月13日 1時) (レス) id: 8674ff81bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mai | 作成日時:2020年5月20日 20時

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