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翌朝、いつもとは違う暖かさを感じながら
目をゆっくり開けると
すぐ前には目を閉じて寝ている悟さんの顔があって
しっかり腕はお互いの背中に回っているし
足も絡めあっていて
その状況を理解すると朝から心臓は忙しなく動く。
どうして、わたしも抱きついてるの
と自分自身に説教をしながら
ていうかいつ戻ってきたんだろう…
と考えつつも
起こさないようにゆっくりと手を引き抜く。
わたしが動くとシーツがガサガサと音を立てるから
その度に眠っている悟さんは少し顔を顰めた。
あともう少しで左手が抜けると思った矢先、
わたしの腰に回っていった悟さんの腕がグッと
自分の方に引き寄せると
お互いの体がピタッとくっついたから
わたしの腕抜けなくなってしまう。
あと、左手だけだったのに…
動くのも申し訳なくなってきたわたしは
まだ自由に動く右手で
彼の頬を優しくなぞった。
高校生の時と全く顔が変わってないし、
２８歳には思えない。
多分こうやって触れられるのは、
なかなか無いチャンスだから
頭を撫でたり好き放題に触る。
そんな時、リビングから聞こえる物音に
悟さんも目を開けて
わたしは撫でていた手を急いで離した。
「…悠仁たちもう起きたのかな」
『そうみたいですね』
「寝れた？」
『はい、ぐっすり寝れました』
そのまま悟さんは起きるか〜と
立ち上がりわたしもその後ろを歩く。
何事もなく会話する悟さんに
昨日のことは夢だったのかもなんて思うけど
多分あれは現実。
…だって私が昨日急いで塗ったグロスが
彼の唇についてるから。
リビングに行けば、
虎杖くん達が起きていて
野薔薇ちゃんはまだ寝ているだろうから
先に七海さん、虎杖くん、伏黒くん
の朝ごはんを用意していると
虎杖くんは横に来て朝ご飯を作るのを手伝ってくれた
『そういえば昨日、ごめんね』
「昨日って？」
『あれ、電気消してから悟さんに用事なかった？』
「え？俺たち、電気消されてから５分もしないうちに
全員寝てたと思うけど…」
２人で、え？となりながら
なんとなく１番好奇心がありそうな
虎杖くんかと思えば違っていたらしい。
心の中で疑ってごめんなさいと謝る。
虎杖くんが違うなら、七海さんか伏黒くん？
いやでもあの２人は違う気がする…
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もも(プロフ) - こんにちは。スピンオフのお知らせ拝見しました。是非拝見しましたので、パスワード教えて頂けますでしょうか。お願いします (2021年1月29日 16時) (
レス) id: 18c17e118b (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - milyyさん» こんにちは、はじめまして！素敵なコメントありがとうございます。今週末に完結予定なのでお時間のある際に見ていただけたら嬉しいです！また続編でもお会いできますように (2021年1月29日 15時) (レス) id: dbb7e95a8d (このIDを非表示/違反報告)
milyy(プロフ) - こんにちは。初めまして。この作品、とても好きです！！何かこう、言い表せない感じのもどかしさや切なさがあって、素敵です！ 応援してます！ (2021年1月4日 23時) (レス) id: fb7da08eec (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - アネモネさん» コメントありがとうございます！他の作品を読んでくださったなんて…！涙が溢れ出しそうです…。もうそのコメントがわたしの元気と癒しになっています…！この作品を見つけて読んでくださりありがとうございます！また続編でもお会いできますように…！ (2021年1月3日 9時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - ホログラムさん» コメントありがとうございます！もしかして一気読みしてくださったんですか？！すごくすごく嬉しいです！ホログラムさんのコメントにドキドキニヤニヤしました！この作品を見つけて読んでくださりありがとうございます！続編でもお会いできますように！ (2021年1月3日 9時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai
| 作成日時：2020年12月23日 10時
