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○44 ページ44







虚しく電話は通じず、

不在着信の音声が流れ通話を切ると





そのあとすぐに北さんから電話が来た。




『もしもし…』
 


“ …元気にしとったんか “




『...はい』





“ 嘘つくん下手か。

とにかく声聞けてよかったわ。
 

ちょうど今練習終わったところで

部員全員いたから電話出られへんかった “






ちゃんと配慮してくれてるんだって思いながら、

久々に聞く北さんの声はどこか怒ってるような

悲しいようなそんな声だった。




『すみません、急にかけてしまって…』

 


“ 俺が何言いたいか、わかるな? “



その言葉にピンと背筋を伸ばしてしまう。


 

『…もちろんです。


引き継ぎもせず部活をサボってしまって

本当にすみませんでした』


 

“ …そんなんどうでもええねん “

 


そう言われた瞬間、


わたしは反射的に



『え?』



と声に出してしまう。
 


“ 俺が怒っとんのは、

連絡がつかんかったことや。


心配するやろ。

別に部活のことなんかどうでもええ。

お前のこと心配しとんのや “

 


その言葉に涙が溢れ出しそうになるのを堪えて


北さんに声をかける。


 


『…お話があるんですけど、

今お時間大丈夫ですか?』
 



そう、私はちゃんと言わなきゃいけない。

 


稲荷崎高校男子バレー部のマネージャーを辞める
 


って。







 

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設定タグ:ハイキュー , 宮治 , 黒尾鉄朗   
作品ジャンル:アニメ
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咲夜 - 黒尾さんが好きになるのはとても意外な感じでした!とっても面白いです(*^^*)更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ペコリ (2020年5月10日 14時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mai | 作成日時:2020年5月9日 22時

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