転校生は稲荷崎の元マネージャー１

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「お前らー、あんまり引っ付くな。

俺はこの部の主将の澤村だ。よろしくな。


縁下から見学の件は聞いてあるから、

ゆっくり見ていってくれ」

　

　
後ろの方から現れた澤村さんに

主将の貫禄を感じて、



北さんとは違う貫禄に

　
お辞儀をして自己紹介をする。
　

　

『２年４組のA Aです。

今日はお忙しいのにすみません…』

　


挨拶すると凄い勢いで

縁下くんの名前を呼びながら

縁下くんに歩み寄る人たちがいた。



いや、もはや歩み寄るよりも

詰め寄る２人。





「「ちぃーかぁーらぁーーー！！！」」




そう、入った時から一番見られてたのはこの２人で
　


なんだろう、動物で例えるなら…

チーターみたいな…

ガルルルルってしてる。





「いつの間に転校生と仲良くなってんだよ！」




「そうだぞ！俺らを差し置いて！

な！ノヤっさん！」



「席が隣なんだよ、

ほらお前らそんな猛獣みたいな声出すな」



縁下くんのその言葉に


少しおかしくて笑うと、


急に雰囲気が変わり、

オーラがお花でいっぱいになる田中くんと西谷くん。



「噂で聞いてたけど、

やっぱ綺麗な顔してんなー」
　


「他学年にも噂行ってるらしいぜ。

そんな美女が烏野バレー部に…！

潔子さんとAさん、はぁオアシス…」




聞けば潔子さんと言う３年生がマネージャーにいて、

すごくオアシスらしい。



　

・




　

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