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それからクラスメイトとも仲良くなれて、
他クラスからも転校生がどんなのか気になるのか
よく手を振られるし、
クラスまで見に来てる人もちらほらいた。
「もうマネージャーやらないの?」
『絶対にしないとは言い切らないけど、
なんか一歩が踏み出せなくて』
もし、わたしが烏野のマネージャーになって
全国に行けば、必ず稲荷崎も全国に上がってくる。
一歩が踏み出せないんじゃなくて、
自分自身が逃げているだけ。
そう思いながらも嘘をついて、
黒板に書いてある日付を見れば
あの事故からもう1ヶ月が経とうとしていた。
「今日見学きたら?」
『邪魔になっちゃうだけだから』
そう言って断っても
縁下くんはバレー部のことについて話してくれる。
面白い1年生がいて主将に追い出されたり、
熱血な2年生がいたり、
強面な3年生がいたり、
と話を聞いて自然と笑顔になって
見てみたい、そう思った。
『…今日だけお邪魔しようかな』
「本当に面白い奴らばっかだから!来て!」
その言葉に頷いて、
放課後にできた楽しみに少しだけ
気分も晴れる。
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咲夜 - 黒尾さんが好きになるのはとても意外な感じでした!とっても面白いです(*^^*)更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ペコリ (2020年5月10日 14時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mai | 作成日時:2020年5月9日 22時