【男性声優】魅惑なド変人ガールの日々4

164 いい知らせがあります ページ19

私はいよいよ高校3年生になりました。今後に向けてそろそろ考えないといけない時期です。


鈴「Aにいいお知らせがあります。」


そんな中、私はマネさんから連絡が入り、事務所に呼び出された。仕事を終わってから向かうと社長室には鈴さんが既にいた。


『なんですか？もったいぶらずに教えてください！』

鈴「実は雑誌でAの特集が組まれることになりました。」


はにゃ？雑誌ですと？
しかも特集？


『え...買う人いるんですか...』

「A、お前意外と人気あるんだよ。自覚持って。」


いや、そんなこと言われてもですね…。
私の特集組まれたとして買ってくれる人がいるんだろうか。まあ、インタビューくらいならいいかもしれないけど。


「あの、これで驚かれても困るんだよね。」

『え？』

「撮影があるのよ。グラビア撮影が。」


はにゃにゃにゃにゃ？何を言ってるんだこの人of the year受賞です。おめでとうございます。


『ごめんなさい。よくわかんなかったのですが？』

「グラビア撮影だよ。聞いたことあるでしょ？」


頭の中に浮かんできたのは、ボンキュッボンとスタイルの良い水着のお姉様方。そして隣にはちんちくりんの私。あえて表現するならキュッボンキュッだ。


『たぶんやめた方が良いと思います。人類のためにも...私のためにも...』


需要がまず皆無だ...。
他の声優さん目当てで雑誌を買った人は間違いなく引いちゃう。それで勘違いブスが調子に乗ってるって叩かれてアンチ増えて掲示板立てられてYouTubeであることないこと暴露されて謝罪動画出すけど炎上しまくって私の声優人生終わっちゃうんだー！えーんえーん！


「な、なんでそんな泣きそうなん？」

『私、声優まだやめたくないです...ぐすん。』

「なんの話をしているか分からないけど...グラビアについて鬱慮してるなら安心して。そんなきわどいものじゃないからさ。」


本当に？
私の頭の中のボンキュッボンのお姉様方がセクシーな腰振りダンスを踊っているけど、信用しても大丈夫？

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