【男性声優】魅惑なド変人ガールの日々4

157 安定の突飛さ ページ12

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神「え、それでなんて答えたの？」


ラジレンジャー収録の前、少し早めに浩史と合流し、先程事務所であった出来事を伝えた。


鈴「満たされないんだってよ。」

神「満たされない、？」

鈴「人が愛情を受け取る器があるとしたら、Aはその器の底に穴が空いてるらしい。だから人にどれだけ愛されても満たされないんだってよ。」

神「だから浮気を、？」

鈴「彼女の魅惑体質もここに秘密があるのかもしれない。」

神「人から愛されたいが為に人を虜にしてしまう、ということか。」

鈴「それにしても何故、彼女の器には穴が空いてるんだ...？」

神「まぁとにかくそれは置いといて、そっからの話だよ。」

鈴「あぁ、それで、」


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鈴「でさ、今の話は一旦おしまいでもうひとつの話しね。YouTuberデビューしない？」

『は？？？？？？』


ポカンとした顔。これは仕方がないか。


「YouTubeを始めるのよ、既に色んな声優がやってるけどね。この波に乗るチャンスだと思う。」

『まぁ確かに鈴村さんもやってましたよね、Vtuber。』

「あれは一応俺じゃない設定なんだけどなあ...それはいいとしてYouTubeやらない？新規ファン獲得のためにもチャレンジするのがいいと思う。俺もサポートするしね。」

『もちろん、やらせてください。』


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神「いやいやいやいや、なんでYouTube？何の脈略もな！怖いよ！しかも結構やる気なんだ！2人とも怖！」

鈴「てことで、作った動画がこれ。」

神「はや！もう出したの？」

鈴「うん、全然当たり障りのないやつだけどね」


タブレットを取りだし動画を見せるとまじまじと視聴をはじめた。
動画が終わると真面目な顔して


神「これまだ公開してないんだよね？」

鈴「うん、そうだけど。」

神「これじゃ駄目だよ。撮り直した方がいい。」

鈴「なんで？」

神「こんなありきたりな動画で誰が見るの？新規のファンを獲得するならそれなりのことをしないと。」

鈴「じゃあどうすれば、？」

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