STORY118 ページ36
次の日俺は学校につくとある場所に向かう
部屋の主の許可を得ると中へと入った
「そろそろ、来る頃だと思いましたよAさん」
今までと何ら変わらない柔らかな笑顔を向けながらそう言うのはこの学園の理事長であり、叔父のエイリさん
あの女の弟だ
『…エイリさん、俺…』
「ミツナさんから聞いたんですね…
すみません、あの時僕がもっとしっかりしていれば…いや、大人であったなら2人を傷つけることはなかったんです。
不甲斐ない僕をどうか許してください」
『違います!!俺が…っ俺があの時逃げなければ!!』
悔しくて不甲斐なくて俺はただ唇を噛み締める
「あの時、傷だらけのAさんを保護した時僕の頭の中にはミツナさんはいませんでした
可愛い可愛い甥っ子、僕はAさんのことを心の底からそう思っていたんです…でも、僕はミツナさんを可愛い姪っ子だと思うことが出来ませんでした
物心ついた時からどこか可笑しかった姉の実の娘、どこの誰か分からない男の血が混ざった穢れた娘…僕は無意識にそんなことを考え彼女を遠ざけ軽蔑していたんです
本当の意味で愛してあげることが出来ませんでした…」
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緋泣(プロフ) - 葵さん» 長編で飽きてしまったりなんてことあると思いますがこれからもよければ読んでいただけると嬉しいです( 笑 )2人の絡みも入れられるように頑張りますね、 (2016年3月19日 13時) (レス) id: 6c109d83f4 (このIDを非表示/違反報告)
緋泣(プロフ) - サファイアさん» ありがとうございます!これからちょくちょく更新していけるように頑張ります! (2016年3月19日 13時) (レス) id: 6c109d83f4 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - こんにちは!この作品の1作目からずっと読んできました。すごいおもしろいです。続き待ってます。私は夢主と羅衣都さんがすきです!! (2016年1月18日 16時) (レス) id: 00bbdca888 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア(プロフ) - 続き待ってました!!これからも楽しみに待ってます(≧∇≦) (2016年1月17日 19時) (レス) id: d1e6fc7d28 (このIDを非表示/違反報告)
S属性(プロフ) - 続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2015年11月27日 14時) (レス) id: 144f5e21f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋泣 | 作成日時:2015年2月27日 2時