クールな彼の××は仮面少女 (ページ20)

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ANOTHER20 ページ20

そして、ジョーカーとして把握しておきたかったと言う美雨羅くん

そんな嘘、あたしが気がつかないとでも思ってるのなら本物のバカね

まぁ、今回は面白そうだから乗ってあげる

それに、これ以上踏み込まれるのも面倒だしね？

美雨羅くんはあたしが今まで居なかった理由を問いかけて来た

本当に今日は厄日だわ

『病気よ病気』

そう目を伏せて言う

そう言えば深く突っ込むことはできないでしょ？

あたしって性格悪いわね

美雨羅くんは納得行ってない顔をしていたけど諦めた

まぁ、知りたいなら調べればいい

このまま、貴方が無知なままだなんてイラつくもの

あの時のこと覚えていないなんて…

『まぁ、知りたいなら頑張ってね？』

だから、あたしはこう言った

そうとだけ言うとあたしは踵を返した

パソコン室を出るとある人に電話をかける

その人はワンコールで電話にでた

「もしもし？」

落ち着いた声に安心する

『凌ちゃん、Level2まで情報公開しといて？“A”があたしのこと調べ始めた』

真っ直ぐ前を見つめてそう言う

「ミィ、本当にいいの？Level2なんて…」

心配そうに言う凌ちゃんに電話越しにクスリと笑って見せる

『えぇ、平気よ？だからお願い』

凌ちゃんは絶対にあたしのお願いを断らない
だからそう言った

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