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ANOTHER19 ページ19
全く、次から次へと面倒ごとに巻き込まれるあたしは不幸体質なのかな？
向かったのはパソコン室
そこに行くと案の定、美雨羅くんがいた
パソコンと向き合い嬉しそうな顔をしている
まぁ、他の人には分からない程度だけど
てゆうか、変人よ？
パソコンと向き合って嬉しそうな顔するなんて
まぁ、ふざけるのもこの辺で…
何故あたしが嫌っている相手の元にわざわざ来たかと言うとケータイに連絡が来たから
あたしの情報を調べようとする人が現れた時に連絡が来る様にしてある
本当に24時間いつでも電話してくれるあの人には頭が上がらない
今度、お菓子でも作って持って行ってあげようかな？
あの人は甘いもの大好きだから
あたしは美雨羅くんに近づくと声を掛ける
『感心しないなぁ、人の情報を探るなんて』
ニッコリと笑いながら言う
その声にビクリと肩を震わせる美雨羅くん
あたしが近づいたことに気がついてなかったんだ？
それから、警戒の色を示す瞳
あたしはそれを鼻で笑う
そして、顔の笑みを深くして忠告する
顔を強張らせる美雨羅くんは滑稽で笑える
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作者名：緋泣 | 作成日時：2015年2月11日 22時
