検索窓
今日:12 hit、昨日:4 hit、合計:19,715 hit

ANOTHER16 ページ16

暫らく黄昏る様に自分の教室の窓際で部活をしている生徒を見ているとガラッと扉が開いた


振り返るつもりはなかったが声をかけられ振り返る


そこにはさっきまであたしのことを追いかけていた女がいた


「もぉー探したんだから?どうして逃げるのよ!」


そう怒ったように頬を膨らません女


可愛くもなんともないけど


そう冷めたことを考える


「本当に心配したんだからね?」


そんなこと言われたってあたしはそんな簡単に信じれるわけない


『ごめんね?十二神将の仕事があったの』


そうニッコリ笑って謝ると相手も笑顔になる


「なぁーんだ、良かったぁ。ウチ光那ちゃんに避けられてるかと思ったぁ」


全くもってその通りですよ


そんなことを考えるが決して表には出さない


『じゃあ、そうゆうことだから?あたしはもう行くね?』


そう言うと訝しげな顔をする女


「ねぇ?何かキャラ変わったよね?前は元気でちょっと子供っぽかったのに、今は大人びすぎてる」


バカそうなのに案外人のこと見てるんだなぁとか思った


『そう?ごめんね。あたし、入院前のこと良く覚えてないのよ』


そう言うと首を傾げる


うん、顔が整ってた美雨羅くんだからこそ可愛かったのね


その仕草を見てさっきの美雨羅くんを思い出す









.

ANOTHER17→←ANOTHER15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:クールな彼 , ANOTHER , 久遠寺光那 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:緋泣 | 作成日時:2015年2月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。